40代女性の【万物が○○ガチャなのか】をコーチングするとしたら?
😞 今回は、相談者が「万物がガチャで決っていると考えてしまう「自分」に振り回されている」事例です…🙂行動の選択理論でコーチング人生案内#159
✅次のようなプロセスで、相談者の答えを引き出す質問、コーチングの展開を考えてみました💦
▶︎ 相談者の「困りごと」をまとめてみると
・世のため、人のために一生懸命生きていても、いなくても、それに関わりなく、万物が「○○ガチャ」で決っており、何事も、自らの意志では選択できないというのが現実ではないのかと思えて、もんもんとして、困っている。
▶︎ 相談者の「困りごと」を「願いごと」に転換してみると
・万物が「○○ガチャ」で決っており、あれもガチャ、これもガチャで、自らの意志では選択できないというのが現実であるのかどうかということを、教えてほしい。
▶︎ 相談者の困りごとのパターンを考えてみると
願いごとが叶わない、願いごとが不明確
「(万物がガチャで決っていると考えてしまう)自分」に自分が振り回されている
(注:この場合の「自分」は、自分の気分や感情、喪失感、記憶、思い込み、もう一人のダメな自分、完璧主義の自分など指します)
🚩 以上をふまえて、次の質問や展開を考えました
・「ガチャ」という言葉が最近よく使われること、現実社会の一面として、そういう傾向はあるかもしれないこと、などは、それらはそれらとして、だから、あなたは、何が言いたいのでしょうか? 何を望んでいるのでしょうか?
・どうせ、自分ががんばっても、「ガチャ」ですべては決まっているのだから、自分が、実現したいことを明確にしたり、その実現に向って努力しても、意味がないし、ばからしい、というようなことを言いたいのですか?
・もし、何の遠慮もなく、どんなことでも、話していいとしたら、あなたは、どんなことを言いたいのでしょう。遠慮せず、自分が言いたいこと、そうではないかと考えて疑問などを、いくつでも、具体的に挙げてみてください。
・また、なんだか万物が「○○ガチャ」で決まっていると思えるということですが、あなたが、「○○ガチャ」で決まっていると考える具体例を、できる限り、あげてみてください。
・逆に、あなたが、これまでの人生で見聞きした、あなた自身のご経験も含めて、本人たちの努力によって、結果や成果が変わったという実例を、小さなことでもかまいませんので、どんどん挙げてみて下さい。
・「ものは考えよう」と言われますが、この問題については、これから未来に向って、あなたがどういうふう考えるかは、あなたが自由に選択することができると思いますし、人によって、考え方もバラバラだと思います。
あなたとしては、「○○ガチャ」について、どのように考えるのが、あなたのこれからの将来をよりよいものにしていくうえで、大事だと思われますか?
・一方、「○○ガチャ」について、どのような考え方をすることは、あなたのこれからの人生には、マイナスとなりそうですか?
・100%すべてが「○○ガチャ」できまるということは、もちろんないと思いますが、一方で、「○○ガチャ」で決るということも、0%ということもないと思います。
・あなたにとっては、ものごとが「○○ガチャ」で決まることは、どうあってほしいのですか?
そして、なぜ、そのように思われるのでしょうか?
・そのあたりを出発点にして、これから未来に向けて、ご自分の生き方を再確認したり、再点検をしたりしてみるきっかけになるとしたら、今回のあなたの疑問は、とても大事なことと思われます。
そのような意味で、とても大事な問題意識をお持ちになったと思います。ぜひ、あなたなりに、時間をかけて、あなたの答えを求められたらいいのではないでしょうか?
・さて、ここまで、考えてみられて、どのようなことに気づかれましたか?
今回は以上です。
✅参考:回答者(いしいしんじさん)の言葉です💖
✅ 以下、選択理論コーチングの補足です。
😋 筆者独自の見解や表現も入っています.
1,相談者が満たせると幸せ感が増えそうな基本的欲求
愛所属の欲求(愛したい、愛されたい、仲間でありたい、仲間がほしい)
力・自己価値の欲求(自分が価値ある存在でありたい、認められたい、自分を認めたい)
自由の欲求(自由でありたい、自由にしたい)
楽しみの欲求(楽しみたい、学びたい、追求したい)
生存の欲求(生存に必要なことを満たしたい)
2,選択理論コーチングの基本的な三角モデル
3,今回使った「選択理論の考え方のエッセンス」
🌻 選択理論の第1の原理
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・自分には、未来に向って自分が幸せになるために行動する責任がある、と考えましょう。
🌻 「外的コントロールの心理」から「内的コントロールの考え方」に転換
・変わろうとしない相手(変えられない状況、環境)に、自分が振り回されていることに気づきましょう。
・自分は自分なりに、相手は相手なりに、それぞれが「精一杯の行動」をしていると考えましょう。
🌻 相手の内的コントロールと行動、願望、欲求充足
・相手の行動も、自分のと同じく、ニーズや価値観、欲求を満たすための精一杯の行動なのだと考えましょう。
・相手が満たせていない、相手にとって大事なニーズや価値観が何かを考えましょう。
🌻 自分と相手の「現状の知覚と願望」
・自分は今、人生やキャリアのどのようなステージにいて(入って)、未来(次のステージ)に向って何を望んでいるかを具体的に考えてみましょう。
🌻 自分の「自分」との関係
・もう一人の「自分」も、「自分なりに精一杯がんばっているんだ」と考えましょう。そして、もう一人の「自分」の心の声を聴き、応援者として励まし、勇気づけてあげましょう。
(注:ここでいう「自分」は、自分の気分や感情、喪失感、記憶、思い込み、もう一人のダメな自分、完璧主義の自分などを指すものとします)
・いやがるもう一人の「自分」を無理に変えようとしても、「自分」の抵抗を生み、自分の「自分」との関係が遠ざかるだけ、と考えましょう。
🌻 自分の欲求充足
・自分が満たせていない、自分にとって大切なニーズや価値観、欲求が何か、を考えましょう。
🌻 現在とっている行動とこれからの行動プラン
・自分が願っていることのために、今どんな行動をしているか、それをしていて実現できそうか、どんな新しい行動ができるかを考えてみましょう。
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