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コンシーラー


起きてポケモンたちに挨拶して鏡の前に立って左目の上が腫れていることに気が付いた。

刺されて、、は、、、、、いない、。

これは、、、、、、、

oh.......allergy..........................

まぁ目開けにくいとかじゃないからいっか、コンシーラーでなんとかなるやろ。

ここ最近コンシーラーの使用量が増えている。2日3日の話じゃなくて、この1年くらい。肌荒れとかじゃない。なんなら皮膚科通って綺麗になってる。けど増えてる。なんでか増えてる。好きだった(今も好きこれからも好きな)人に誕生日プレゼントであげたのと同じコンシーラー。

ここでこの思いとかも消せたらいいのに。とかそんなことは言わないし思わない。全然残ってていいしこれからもあっていい。しかも上から隠すだけで別にそれそのものが消える訳じゃない。メイクが崩れたら出てくるし、家に帰ったらクレンジングして うん。いる。って思う。うそ別に思わないしそんなに自分の顔みてない。前もどっかで言ったけど、自分の顔そんなに好きじゃない。

コンプレックスが多い。手が大きいのも肩幅が広いのも目つきが悪いのも前髪の生え癖もほくろの位置も、みんなみんな気に入ってない。上手く扱えるけど、その必要がないならないに越したことはない。ほくろは足の甲と、左腕にあるやつしか認めてない。左腕にあるやつに関しては「北斗七星」と名前までつけている。別に全然七つないし並びもそれじゃないからあれなんだけど、そう呼んでる。

星検定を受けたくてずっとホームページを見てるけど、参考書の改訂期間にぶち当たっちゃってずっと進めないでいる。視力2.0あるんだけど、多分ね。落ちてるかもだけど。星見たさに視力だけは守りたいと思ってる。

夜、外に出て段々その暗さに目が慣れてきて星の量にわあぁ〜キラキラキラキラ(これは気持ちの効果音)てなるあの瞬間がたまらなく好き。カシオペヤ目印にどこに天の川が流れてるか確認して、あれがデネブ!アルタイル!ベガ!って僕は指さす夏の大三角大会をする。

星の話は地元にいる時の話。スカイツリーのてっぺんと同じくらいの標高にある地元。大体母とふたりで星を見る。暗い坂道で星を探して、首が痛くなって、座椅子あればなぁ。ダンボール持ってくる?って毎回言ってる、母が。結局持ってくることはないんだけど、毎回聞いてる。

実家に帰れないタイミングでどうしても星が見たくなって、プラネタリウムに行ったことがある。映像の星を見るのに1200円出した。病み上がりに行ったからかほぼ寝ていた。どうしても行きたいタイミングだった、仕方ない。めちゃくちゃよく眠れた、だからいい。ひとりだったからプラネタリウムに憧れることも切った前髪に気付いてくれるかどうかのワクワクも私にはなかった。それでよかった。

好きなものほど順位が付けられない。どれが1番?なんて聞いてくれんなって思ってしまう。ぜんぶ1番というか、なんていうか、さ、ね、?そういうんじゃないんだよってなっちゃう。

あぁこの類の話、しすぎだよ私。上手く言葉にできないもどかしさってすごい。けど何かの言葉に当てはめてしまわれたら、それはそれで枠に入れるな!分かった感じやめろ!みたいな気持ちになっちゃう。ワガママ極まりないワ、ネ。けどこのもどかしさってなんか奇数個の擬音くらい気持ち悪い。分かりにくいね。けどこれもまた枠の外のよさ、ということで。

おもしろい、の汎用性。それ、褒めてないよって言葉たくさん貰う。受け取り方にもよるんだろうけど。基本的に思考がそっちなのでなんかあれな言葉とかは大体そうなる。なんかあれだな、指示語が多くて曖昧。?。

小さい頃の写真を見るとほとんどが不安そうな顔している。今でもする。不意に自分の顔があの頃の不安そうな顔と同じになっていることに気が付いたりする。大丈夫だよって自分のこと抱きしめてあげたくなる。

もうひとりの自分を目の前に召喚して、その時抱えている問題を解決してもらうという手段は中学時代からよくやるようになった。一言喋る度にしっかりもうひとりの自分に移る。気を抜くとすぐこっちの自分に戻ってきちゃうから意外と難しい。けどやっぱりこの方法がいちばん誰にも迷惑かけずに納得のいく応えを出せるからやってしまう。応えを出せるまではいかないけど、落ち着かせることはできる。これは頻繁にやってる訳じゃない。ほんとにどうしようもなくなった時にだけ。

上京してから、ずっと同じ美容師さんに髪を切ってもらっている。美容師さんが他の店舗に移ったり、独立すれば着いて行った。私の髪のことはなんでも知ってる。色の入りやすさとか、どこにどんな生えぐせがあるかとか、分け目にこだわりが無いこととか、どの色どの長さが似合うかとか、仕上がりの雰囲気の好みとか、不得意なヘアオイルの香りとか。知ってるのはそれだけじゃない。私自身のこともたくさん知ってくれてる。まぁそれはいろいろ知ってる。そのうちの一つが、私が夜な夜な決壊してた時代のこと。

こないだ髪やってもらいに行った時、最近どう?ひとりで泣いちゃってない?って言われて気がついた。私、最近泣いちゃってない!しかもこれ前回も思った!てことは前々回から1回も泣いてない!すごい!正確には日々泣いてはいるけど夜な夜な決壊系は1度もない!すご〜い!わぁあああ〜!

ってなった。危うくもうひとりの自分が消えちゃうところだった。いいんだけどさ、自分がこんな自分であることに違いはないから、なんかあった時のために、ね、。まだ居てほしいのよ。けどもうしばらくは大丈夫そう。だって私いま、

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