毎日投稿をやめます

うだうだ書き続けていたが、毎日投稿を辞めることに決めた。小説を書く時間確保のためだ。

認知心理学者のマーゴリスは、判断と理由付けのプロセスは、全く別であると主張している。人は何らかの判断を直感的に下した後、その辻褄を合わせるための合理的な理由をでっち上げることができるのだ。これは各種の有名な思考実験にも当てはめることができて、トロッコ問題が有名だ。1人の命を犠牲にすれば、5人の命を助けられる場合、その1人を犠牲にすべきか？　というジレンマである。この問いを投げられた時多くの人は、犠牲にするべきと答える。しかし、その1人にも大事な家族がいるのでは？　などと問いを追加された場合は、最初の答えの正当性を保持するための理由を、あたかも最初からそう考えていたかのように語る。

これは私の弱さなのだが、noteを書くと満足してしまうのだ。満足とは、自分は人に公言している夢、すなわち小説家になることに対する努力を、noteという形で続けているという事実によって、それ以上の苦労を見舞わずとも精神的に充足感を得られる状態のことだ。以前、例えば英語の勉強は楽しいものより辛いものの方が効果的なことが多いが、勉強しないよりはアプリや海外ドラマを用いた楽しい勉強法を取り組んだ方がよっぽどいい、みたいなことを記事に書いた。これも同じで、noteを毎日書くことが習慣づいた私は、小説を毎日書くというステップに移りたいと、直感的に感じ始めたのだ。

幸い今は、書きたい小説のアイデアがまとまっている。ここで記事にまとめたような事象も盛り込むつもりだ。そもそもこのnoteにエッセイや小説は、不定期ながらも続けるつもりではあるので、どうか引き続き読んでいただければ幸甚である。