が～るず★らっしゅ！制作後期

どーも、脱力系ゆるふわフリゲ作者のサワハトです。
2022/5/30に自作バトルのボスラッシュ短編「が～るず★らっしゅ！」を公開しました。
が～るず★らっしゅ！（フリーゲーム夢現）

この記事では制作の経緯や考えていたことを書いていきます。

#5月中にゲーム作って公開しようぜ

詳細は別途まとめていますが、5月にツイッターの相互フォロワーさんとのやり取りの流れで、ゲーム作りの企画をしました。
まとめモーメント
まとめページ

「が～るず★らっしゅ！」はこの企画の中で一カ月で作り切る短編として作りました。

塩漬けの素材を使ってみた

RPGツクール2000ハンドブックに付いてきた学生の立ち絵や、第一回PLiCy ゲームコンテストの参加賞のBGMが使えないままでした。
これらの素材を使いたいと思い、特に女学生の立ち絵が多かったのでギャルゲー的なものを作ろうと思いました。
ちなみに、実は第一回PLiCy ゲームコンテストでは「LEVEL 9」という作品でシステム部門で金賞をいただいていますｗ
LEVEL 9（PLiCy）

温めていた戦闘システムを使ってみた

以前、すごろくゲームを作ろうと考えて没ったのですが、そのときに考えていたプレイヤー同士が戦うミニゲームを今回使ってみることにしました。
プレイヤー間が対等に競えるようにと思っていたので運要素強めかつ単純な戦闘ですが、短編で数回程度なら飽きずに行けるのではと思いました。
お互いに３つの攻撃方法を持ち、交互に攻撃します。防御側は攻撃側がどの攻撃をしてくるか予想し、予想通りならダメージを受けません。ジャンケンに少し似ています。

一目でゲームの状況がわかるようにしてみた

短編なのであまり意味がないかもと思いつつ、画面右に主人公のパラメータとが～るずのクリア状況を常に表示するようにしました。いつかローグライクの中編とか作ることがあれば、活用したい画面デザインです。
画面右下のウィンドウで隠れてしまう部分はロゴを入れておきました。

女子8人のキャラを作ってみた

正直……これは大変でした。
短編の一発ネタですらこの大変さでしたので、長い付き合いになるキャラだったらもっとでしょう。世の中のハーレムラブコメ作者のみなさんを尊敬します。
なお、キャラ名はほとんどあだ名を先に決めて、それに合うように本名を考えました。
以下、本作に出てくる女子8人の振り返りです。

コナミ（南 奈美子）

システムの説明がてら戦うチュートリアル用のキャラということで、できるだけ弱そうで、特徴も薄いキャラにしました。名前は「小並感」から。

ウサギ（宇佐崎 ミミ）

体操の天才ですが、会話がわりと常識人っぽくなったので、パラメータは体力がずば抜けているわけでもなく、意外と平均的になりました。名前は体操と髪型のイメージから。

ツキコ（本多 月子）

真面目な図書委員長のはずが、変態文学少女に大変身しました。グワーッ！名前は本と、映画「耳をすませば」の主人公から。

マコト（小鳥遊 真琴）

生意気な後輩キャラ。なんか会話の流れですごい勉強できることになりました。個人的にお気に入りですね。一番かわいいと思う。「遊」という字を入れたくてこの苗字にしました。

ナツメグ（夏井 めぐる）

最初、体育会系キャラにしようと思っていたのですが、場所が中庭だったので急遽インテリっぽいキャラに。名前はあだ名を4文字にしたくて付けました。

バタフライ（蝶野 翼）

お嬢様だから頭もいいはずと思っていたのですが、作っている途中でこいつバカっぽいなと思い、知力が最低になりました。高いことになっている魅力も、正直かなり怪しいｗ 名前は日本人離れしたあだ名にしたくてこのように。

スズ（中森 鈴佳）

チョーカーが不良とかバンドマンっぽいなーと思い、このようなキャラになりました。彼女が魅力攻撃してきたときの台詞「食らえ！年上の色気！」は雑な感じが好きです。名前はアイドルの名前をいくつか調べてくっつけました。

レン（黒神子 恋）

何でもありの天才おさなじみにして婚約者。ストーリーのオチでもあるので、あまり設定は悩みませんでした。彼女の台詞「ゲームの作者にそのゲームで挑む愚かしさ」は、ゲーム作る人にならうなずいていただけると思います。一度倒した後の展開とか、僕のゲームにしては強敵感がわりと出せたほうだと思っています。実際、主人公の勝ち筋が見えなくて、ちょっと困りました。名前は一応、恋愛テーマなので「恋」という字を入れたかったのと、強そうにしたくて苗字を五音にしました。

おわりに

「が～るず★らっしゅ！」は実はいつものふりーむで公開できず、ふりーげーむ夢現で公開したところ、DL数が二桁で過去作からの最低記録を大幅更新しており、困ったものです。この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら、是非遊んでみていただきたいです。20分でクリアして、ちょっと楽しい気分を味わっていただけますので！
が～るず★らっしゅ！（フリーゲーム夢現）

ですが、本作も「#5月中にゲーム作って公開しようぜ」の企画も、やってよかったと思っています。結構熱心にご参加いただけまして完成作品も7作になりましたし、ゆるーく繋がりながらみんなでゲームを作るという、ちょっと今までとは違う楽しみかたができました。
フリーゲームやインディゲームなど、個人や少人数のサークルで作成するゲームも今は完成度の高いものが多いですが、自由に、好きなように、ちょっと思いついたものを形にしてみる楽しさがゲーム作りの根本だと思うし、今後も大事にしていきたいと思っています。