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フリゲ・結婚・仕事のサバイバル

はじめに

1985年 ファミコンとの出会い。
    同時購入したのはスーパーマリオブラザーズでした。
1994年 RPGツクールSUPER DANTEとの出会い。
    ビデオゲーム制作デビューです。
    (これまでも画用紙でアナログゲームを作ったりはしていました)
2003年 現在の妻との出会い。
2004年 RPGツクール2000作品「ROMANCE」公開。
    RPGツクール2000作品「Hello the World」公開。
    フリゲ作者デビューです。
2007年 就職。普通の会社員になりました。
2008年 結婚。
2010年 RPGツクール2000作品「ダイゴの百人斬り」公開。
    長男誕生。
2011年 RPGツクール2000作品「KING'S ROAD」公開。
2013年 次男誕生。
    RPGツクール2000作品「デュエリストでも恋がしたい!」公開。
2014年 RPGツクール2000作品「LEVEL 9」公開。
2015年 「LEVEL 9」が第一回PLiCyゲームコンテストで
    システム部門金賞を受賞。
2017年 RPGツクールVX Ace作品「なもなきぼうけんたん」公開。

はじめまして。サワハトと申します。突然でしたが、僕の略歴を見ていただきました。会社員をしながら2~3年に一本程度、RPGツクールでフリゲ(無料のゲーム)を作って公開しています。妻と2人の子どもとの4人家族です。

社会人になってから、結婚や仕事を理由に作り続けるのが難しくなるフリゲ作者のかたもいるようなので、このnoteは「フリゲ・結婚・仕事のサバイバル」と題しまして、僕がフリゲを作り続けるためにしてきた心がけや工夫を書こうと思います。

目次
1. ゲームを好きになってもらおう
2. 家事、育児は積極的に参加しよう
3. コンテスト参加など活動を見える化しよう

1. ゲームを好きになってもらおう

深夜。PCに向かっていると、足音が聞こえてきました。
妻です。
どかどかどか、がらり。
「何時だと思ってるの?寝なさい!」

確かに時間も遅く、妻の言うことはまったく正しいのですが、怖かった。2010年前後のことだったと思います。

妻はもともとビデオゲームをやったことがありませんでした。フリゲ作りをやめろとはっきり言われたことはありませんが、喜ばれてはいなかったと思います。そこで、ゲームについて理解を得て、できれば好きになってもらおうと僕なりに工夫してきました。

結婚前、下宿して一人暮らしをしていた彼女に、当時流行っていたニンテンドーDSをプレゼントしました。ゲームをしたことがなくても、一人で暇なら少しはやるだろうという狙いでした。

ほかに、「FF3」や「ドラクエ9」などキャラメイクできるゲームでは自分や彼女の名前を入れて、職業や装備を変えたら見せるなどしていました。人は名前を大事にすると本で読んだことがあったので、ゲームキャラに愛着を持ってもらおうと思いました。

今では、妻と二人でマリオをするくらいになりました。子ども二人もゲーム好きで、今はニンテンドースイッチに夢中です。

2. 家事、育児は積極的に参加しよう

結婚したって1~2時間家事に取られるだけでしょ。
子どもが生まれたって、2~3時間一緒に遊んであげればいいでしょ。
自分の時間は取れるよね。

いやいや、甘かったです。

ご家庭ごとにいろいろ違うとは思いますが、うちの場合は僕も掃除、洗濯、洗い物はしますし、休日の日中はほぼ子どもと遊ぶか、妻との買い物などで終わります。

平日も休日も、自由になるのは22時ごろです。

だからやはり自分の時間は少ないのですが、これくらいが継続可能なベストバランスかなと最近は思っています。

日中に家事や育児をせずに無理やり自分のことをしても、話しかけられたり割り込みが多くて進みませんし、結局は趣味をやめろという話になってしまうんですよね。

妻が一人で帰省する前日にゲームに夢中になっており、泣かれた日なんかもありました……(たかだか1~2週間の帰省なので気にしていなかったのですが)

逆に家事や育児を自分からしてこそ、自由時間に好きなことをしても嫌な顔をされず、大手を振ってゲームを作り続けられるのです。

3. コンテスト参加など活動を見える化しよう

僕は今までにニコニコ自作ゲームフェスに2回、PLiCyゲームコンテストに1回参加しています。PLiCyでは「LEVEL 9」が幸運にも金賞をいただきました。

いろいろと草の根的な努力を続けてきましたが、コンテストで受賞してから、明らかにゲーム作りが許される雰囲気に変わった気がしています。

また、「ダイゴの百人斬り」では妻にテストプレイをしてもらいました。当事者として巻き込んでしまおう、という作戦でした。

「なもなきぼうけんたん」は自分の子どものために作った、低難易度、時間制限なしのタイピングRPGです。完成後は子どもの友だちの親御さんにも要望をいただき、データを渡してプレイしてもらったりもしました。

コンテストは参加だけでもよく、ゲーム作りという得体の知れない趣味をオープンで見えるものにすることは、認めてもらうための前提・基本になってくるかと思います。

おわりに

仕事は特に書きませんでしたが、収入を得て生活を支えるという意味で、家族と同様に重要です。

フリゲ作者といえども妄想だけを糧に生きることはできません。長く活動することだけが目的ではないでしょうが、不本意な形で活動を中断したくないのはみなさん同じだと思います。

そのためには物心ともに支えがいります。

社会人のみなさまの健やかなるフリゲライフの継続のため、この記事が一助になれば幸いです。
レッツ・フリゲサバイバル!

#ゲーム #RPGツクール #エッセイ

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