
VRChatのAvatar Voiceの最適化
Avatar Voiceは音が悪い
これは会話を目的とした音声コーデックが使用されているのと、そのチューニングが聞き取り重視で行われてるからです。
特に路上ライブとかでAvatar音声を使った楽器演奏や歌唱では音質がかなり悪くなり、楽器によっては音がザリザリとかすれたような音になりがちです。
イコライザーで修正する
イコライザーでプリエンファシスを行います。
同時にCOMPで大きな音の時だけ軽く潰して、それでいてAudio I/Fが過大入力にならない様にLIMITERもかけます。絶対にレベルオーバーで歪ませたくないので。
下記は私の例です。外部にラックマウントのハードがあるので、その設定になります。GEQ1がFBQ3102でCOMPがMDX4600です。

会話音声も良くなります
フレンドに切り替えて聞き比べていただいたところ、会話音声も綺麗に聞こえるようになると言ってくれました。
楽器演奏の時は音量を控えめに
実験したところ、VRChatはAudio I/Fの入力で-10dBFSあたりから強いCOMPがかかるようです。よって、控えめに出力した方が音が潰れずダイナミクス(音量の大小)の効いたサウンドで聴いてもらえます。
ギターやピアノの弾き語りでは大きめでも違和感はありませんが、管楽器や弦楽器ではダイナミクスが大きいので演奏表現に直接関係してきます。
私がやっているウインドシンセではかなり控えめの音量で送出しています。
Mic Activation Thresholdの所に音量メーターが出るので、その振れ幅がざっくり下記のあたりに入るようにしてやると良い感じになります。
当然、音は小さくなりますが、ベタベタに潰れた演奏表現になる事を避けられます。(音量を出したければTopazChatを使いましょう)

Audio I/Fの入力Gain
LIMITTERが効いたレベルで、UR22mk2のPEAK(赤)が点灯するギリギリにしています。赤が点灯し始めると-3dBFSです。安全のために3dBほど残しています。