「鎌倉うずまき案内所」は創作者には必ず刺さる名言の宝庫

青山美智子さんによる小説「鎌倉うずまき案内所」。
この本には、作家、漫画家志望の方に刺さる言葉がたくさん出てきます。

「鎌倉うずまき案内所」のあらすじをご紹介しますね!

鎌倉うずまき案内所あらすじ


鎌倉を歩いていると、ふと迷ってしまったことに気付く。
迷った人々は「鎌倉うずまき案内所」という看板が目に入り、そこに入ることにする。
そこには、案内人として顔がそっくりな2人のおじいさんがいた。
「はぐれましたか?」
そうおじいさんが聞く。
その言葉は、迷い込んだ人の深い感情を呼び起こす――。

会社を辞めたい20代の男性。
ユーチューバーを目指す息子を改心させたい母親。
結婚に悩む女性司書。
孤立したくない中学生。
40歳を過ぎた売れない脚本家。
ひっそりと暮らす古書店の店主。

「鎌倉うずまき案内所」を訪れた人々は、不思議な出会いとうずまきとの出会いをきっかけに、人生や自分の心の気付きを得ていく。

物語は、2019年から始まり、6年ごとに平成を遡っていく。
全てを読み終えたころに、読者が得られるものは多い。
伏線の回収による爽快感、人と人との繋がり、自分の心にじんわりと染みていくあたたかい言葉……。
読んだ全ての人を幸せにする物語です。

ここまでがあらすじになります!

以降にご紹介させて頂くのは、作家や漫画家を目指している方たちにはきっと刺さる言葉です。
ネタバレを含んでいますので、読もうとしている方は、お気を付けください!!

「鎌倉うずまき案内所」名言集

「あなたに向けて書いたんです。
読んでくれてありがとう。あなたに、ちゃんと届いてよかった。
ああ、私はこれからも本の仕事をしていこう。
きっと一生、していこう。

鎌倉うずまき案内所182ページ

(どうしてそんなに、続けられるんだ?というセリフに対して)
「…………誰か、が、……いるから」
「誰かって?」
「自分でもわからない。特定の人じゃなくて誰かなんだ。
誰かに向けて、届くべき人に届けたくて、書かずにいられなくて衝動で書いている。
その誰かが何人いるのか、いつ届くのかもわからない。
ただ、読んだ人がこれは自分に向けて書かれた小説だって思ってくれたら、きっとそのとおりなんだ」

鎌倉うずまき案内所303ページ

「私は今まで、自分が経験したことしか書けないって、思っていたから、ずっと学園ものを書いていたんだけど。……そうだね、想像の中で創る話なんだから、考えてみたらどんな小説もみんなSFみたいなものなのかもしれない。
すべてが、無限に自由」

鎌倉うずまき案内所

「書けるかな。
現実に縛られないで、もっともっとイメージの世界を広げて。
本当に言いたいことを、そこに乗せて書いてみたい」

鎌倉うずまき案内所

「なけなしの才能でも私は書いていくよ。いつ小説家になれるかわからないけど、どれだけ時間がかかっても、それでも書いていく」

鎌倉うずまき案内所

「君はもう、小説家だよ。たくさんの同級生が待ってる。生まれ出てくる言葉を届けるべき誰かが」

鎌倉うずまき案内所


最後まで読んで頂きありがとうございました。
私は、この名言たちをスマホのメモに打ち込み、いつでも見て、前を向ける力をもらっています。

創作者のみなさん!一緒に頑張りましょう!!!!

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