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WSD終了から1/2干支(6年)を経過したらリフレクションシャワーを浴びた

さわでぃーでございます。

この記事はWSD Advent Calendar 2024の企画です。毎年だいたい20日前後を担当しており今回も第18日目の記事となっています。
過去のネタを最初に紹介します。

今年一年は、「アイデンティティの危機」に関しての論文を執筆しながら、自分自身がアイデンティティの危機になってしまい、立て直すために自分でブランドを作ったという、他人が聞いてもよくわからない一年でした。

リフレクション的な目的でこのノートを書いてみました。


論文テーマが決まったら売却&社長継続

いきなりパワフルなタイトルですが、前提として2023年の1月に社長就任して、その年の4月から社会人大学院で学んでます。

進学先は立教大学大学院社会デザイン研究科の博士号前期課程。
社会の課題を理解したり、自分自身の課題を持ち寄って修士論文を書いていくための研究科です。
太字になっていますが、論文をきっちり書くことを目的としている研究科でして、私としては講義を聞いて学ぶことが目的で進学してしまったので非常に苦戦しました。

結局「YOUは何を研究したくてこの研究科へ?」的な質問が続く初年度は結構しんどかったです。色々考えて発言するたびに突っ込まれた経験を図化したのがこんな感じ。※社内発表資料として作った。

研究においては、その問いににこたえきれないまま23年が終わり、年が明けて24年になりました。
やっと定まったのが「中年期におけるアイデンティティの危機」です。このテーマを先行研究されたものと比較して、自分がいる業界や新興産業は特殊な状況となっているのでは(だから去って行く人らが多いし)?という問いに対して、質的研究で明らかにしていくことが24年2月の合同ゼミで合意がとれて一気に研究がすすめられる!って状態になったところで。。。株主よりM&Aのお知らせをいただきました。。。まぢで?

詳しくは省きますが、中年期のアイデンティティ危機研究をしようとしたら、自分(中年期)のアイデンティティの危機がやってきたという何とも笑えない状態になりました。

なんというか、おかげで研究をしながら自分の状況を内省するし、抽象化してモデル図を作っていると自分の状況がとこかわかりまた内省するという、ポジティブな自浄作用みたいな何かが働いて、結果としてはなんかフラットにやっていけたのは多分WSD終えて6年、いい感じで学びの旅で成長したんだなと思いました。

自分のブランドを作ってみた

アイデンティティが揺らいでいる中で、当時自己紹介が苦手な時期になっていました。

・経営者!と言い切れる自信がつく前にM&Aになった
・会社はデザイン会社なのかWeb制作会社なのかDX支援なのか定まらず
・大学院に通ってると言いたいけどテーマが定まってない
・まちづくり+DXの会社にもかかわりだした
・あとはワークショップデザイナーやB Corp支援などの内容
これらは「私を一言でいうと」という自己紹介において難易度が高くなり、結果として何やってるか良くわあらないって事態になります。

そのため自分のことを説明するためには、さらに上位の概念が必要だと暴走気味に考え出してしまい、自分の屋号を作ることにしました。

屋号としての名称は「おとと」でした。
その当時、妻が「おとと」と私のことをあだ名として呼んでおり、その響きが非常に好きだったので屋号で使いたいと思って採用しました。
屋号ができると、ロゴがほしくなり、最も信頼しているデザイナーにフワッと相談しました。

社会デザイン要素がほしいと考えた時にピンときました!3つの視点(虫の目、鳥の目、魚の目)をあわせ持つという、社会デザイン研究科でよく言われる特徴と、おととのアルファベット表記である"ototo"を重ねてロゴ化してもらいました。3つの視点である”o”をあわせもつ+とtって形状似てるしってことで出来上がりました。

色は3色でWSDのロゴカラーの緑と、立教の紫、今後コミュニティ要素を自分の中で強化したいと思っており、その象徴となるオレンジの3色でロゴができあがりました。

それによって、がったがたになりかけたアイデンティティが”おとと”というアイデンティティに集約されて自分の中で今後ぶれない柱になった感じがしますし、柱にしていなかければという想いがわきました。

良いロゴは、グッズ展開しやすい!
と言わんばかりに、ラクスルでロゴデータをアップするだけで様々なグッズが作られて、1アイテム1万円前後で発注できてしまうので
・名刺(色に合わせて名刺入れも別途そろえた)
・ステッカー
・ハンドタオル
・マグカップ
・Tシャツ
・サコッシュ
あたりは作ってしまいました。
この経験は、仕事のデザイン支援業務でのグッズ展開の知見となったりするので何事も無駄がない。

ブランドアイデンティティの理解がより深まりました。

次はラボだ!!!

調子に乗って作ったため、マグカップとハンドタオルが結構余っていまいました。
そうなってくると、それを使ってもらう場所が必要だ!って考えと論文が佳境になる夏休みに集中的に学ぶ場所が大切だ!!!!
と暴走しました。
ドラゴンボールの「精神と時の間」をテーマにした、住み心地より論文執筆に集中できる空間を作ろう!!!!と、放置状態だった中古マンションの部屋を片付けて、必要となりそうな備品をPrimeDayで購入して整えました。

出来上がったのはこんな感じです。

昇降テーブルと背もたれなしのスタンディングチェアで、あらゆる姿勢で作業が続けられる。27インチサブディスプレイと、スピーカー環境を用意して効率を上げられる。積読ワゴンを設置して書類は起き放題、赤枠のワゴンはコーヒーとお菓子は食べられるという環境です。

大学の夏休み期間はここで集中して作業したりすることで、論文作成効率がアップしまくりました。サードプレイスって大事。

ということで、このエリアは論文執筆など集中して作業したい方向けに、貸し出すかもしれません。

という妄想でガイドも作ったりしてます。

民泊的な貸し出しはできないので、研究室でうっかり集中して研究しちゃったら電車もなくなって仮眠はできるし、シャワーくらいは浴びられる!研究室ってそんな感じじゃん?って環境整備をしつつあります。

利用いただくとメンバー会員特典でカップとハンドタオルはプレゼントしたいなという妄想を抱いています。
ワークショップ施設にしたいという想いはありましたが、ワークをやるには狭いです。
個人的に私と付き合いのある方はこっそり相談してくれたら提供可能かもしれません。

冷蔵庫とレンジは追加して、ソファーも用意してから貸し出しは検討したいなとおもったりしてます。

この環境を整備しながら、WSDの映像教材で出ていらっしゃった、坂倉杏介先生の「具とスープと器」の話を思い浮かべながら、なんとなくラボ施設という器を作っているんだなと感じながら作業していました。

これからどんなスープにしていくか悪だくみをしていきます。
うまく方向性がまとまったら、具を募集する予定です!

ということで、改めて振り返る

そして、今年もそろそろ終わりが見えてきました。
そして論文も終盤に近付いてきました。

気が付けば100ページ到達し、8万5000文字前後をゴールとして執筆が終わろうとしています。

こうやってリフレクションしてみるとWSDで学んだことが、現在の社会デザイン研究科でも役立って、なんとか今年一年乗り越えられたんだなと感じました。

順調であれば1月中旬で論文を提出し、そこから1か月で大学院生活をほぼ終えることになります。
次の道を色々考えながら、最後の論文仕上げという頂上を目指していこうと思ってますし、来年になったら色んな人と話したいと思ってます。

そして何よりワークショップをやらなきゃ!!!
と認定WSD挑戦を考えたのですが、この1~2年あまりにもワークショップしてなさ過ぎて断念しました。
来年はきっちり設計をしてワークショップをして、ワークショップデザイナーらしさも醸し出したいです。

来年もよろしくお願いします。

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さわでぃー|サワダケイイチ
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