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vol.1-3 高知県の若手クリエイターユニット「chuu!」 出会い編

sawachinaがクラフトコーラの製造を通じて伝えていきたいストーリー。

それは高知の豊かな食材と食文化、そして人です。

vol.1は、sawachinaのコンセプトからラベルデザイン、リリースPRまでを手がけた高知県出身の編集者とデザイナーの2人組「chuu!」について。

SNSを通して高知県の魅力を発信し続ける2人の育ってきた環境や高知への想いをお伝えます。

高知県の若手クリエイターユニット「chuu!」

chuu!は編集者であるかずさまりやと、デザイナー・溝渕恵里の2人組。

インスタグラム上でマガジンを展開する「インスタマガジン」を中心に高知県の魅力を発信しています。

始まりは2019年10月。20代の若手クリエイターとして「若者に高知の魅力を伝えたい」という想いで活動をスタートしました。

sawachinaの企画者である小野さんとの出会いも、この「インスタマガジン」でした。

2人はどちらも高知県出身ですが、出会ったのは社会人になってから。

社会人になって数年の間にかずささんは広島県の出版社で、溝渕さんは大阪府のデザイン会社でそれぞれ経験を積んでいます。

今や同じ方向を向いて、若者に高知の魅力を伝えようと活動をしている2人ですが、実は学生時代に高知県へ抱いた想いは正反対でした。

1人では伝わらない領域も、2人だと伝えられる

2人が出会ったのは、2018年11月。

高知のクリエイターが多く集まるワークショップのグループワークでたまたま同じ班になったことがきっかけでした。

その時はお互いに若いクリエイターがいるな、という認識で名刺交換をした程度。

その後はお茶を飲んだり、ご飯を食べに行ったり、なんとなく縁がつながっている状態で、まさか2人で活動を始めるなんて思ってもいませんでした。

2019年の夏にかずささんが携わっていた仕事でデザイナーを探すことになり溝渕さんに声をかけました。

「正直、それまでチームで仕事をしていてもたった1人で仕事をしている感覚だったので、クリエイターとして同じ熱量をもって仕事に向き合ってくれる恵里さんにすごく助けられました。

『どうすれば良い制作物になるのか』一緒に考えてくれる人がチームに入ってくれるだけで、こんなにも前を向いて楽しく仕事ができるんだと教えてくれたのが恵里さんでした」。

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仕事をする一方で「高知の魅力を自分の媒体で伝えたい」と、かずささんが個人的に動かしていた『インスタマガジン』は、高知への想いが強すぎて、ターゲットである「高知の魅力にまだ気づいて居ない若者」へなかなか届けることができていませんでした。

仕事を通して信頼関係を気づいた2人はかずささんからの誘いで2019年10月にchuu!としてインスタマガジンをスタートさせます。

溝渕さんのデザインは、かずささんの高知への強い想いをターゲットに合わせてフラットに表現してくれました。

「3年後には仕事を頼んでもらえる存在になっていたらいいね」。

そんな雰囲気で始めたユニットだったので、まさかその2ヶ月後にsawachinaの企画者である小野さんから仕事を依頼されるとは想像すらしていませんでした。

「コンセプトからデザイン、そしてリリースまでの初めての仕事。sawachinaは、1人では思いつけないアイデアや、気づけない改善点を2人だと見つけていけると確信に変えてくれた仕事でした。

そうした集大成であるsawachinaが県内外のミレニアル世代を中心に幅広い世代の方に楽しんでもらえていることをとても嬉しく思いますし、何より私たちを信頼して大切なプロジェクトを任せてくれた小野さんに感謝をしています」。

2人で高知を楽しむのがchuu!の在り方

「chuu!(ちゅう)」は高知県民が語尾に使う「〜しちゅう」という土佐弁から名付けました。

日本語では珍しく現在進行形の意味合いで使える方言です。

今を伝えるだけでも、未来を見据えるだけでもなく、過去を踏まえて、現在を考え、未来へ続いていける現在進行形の媒体であるように。

なので、chuu!の取材対象は、新しいおしゃれなお店だけではなく、若い人達に知ってほしい高知を形成してきた歴史のあるお店や、高知の食材や環境に愛のある人たちを中心に構成されています。

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「いいねの数値やフォロワーの数は、もちろん気にします。けれどそれは『どう伝えるか』の指標であって、企画は『私たちが楽しいこと・行ってみたい場所』を共有する形でいいのだなというのが、2人で出した結論です。

活動してまだ1年足らず。私たちは共通点がたくさんありますが、女性として"母親になってみたい"という気持ちは特に同じ。

家庭を持てた時にクリエイターとしてどのようにchuu!や仕事と向き合って行くのか、高知を楽しみながら考えていきたいです」。

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