「耳をすませば」を英語で見たけど、きゅんとした。
聖蹟桜ヶ丘。
かつて、調布の辺りに住んでいた時に。同居していた姉と一緒に、京王線に乗って向かった。
耳をすませばの舞台。
言い出しっぺは姉で、私は登り坂の多さに疲れたり、閑静な住宅街に退屈さを感じながらも
杉村が、雫に想いを打ち明ける神社とか
丘の上にある小さなジブリのお菓子屋さんなんかを、楽しんでいた。
ラストの朝焼けを見るシーンで有名な、街を見渡せる空き地みたいな所は、「立ち入り禁止」の看板があって入れなかった。
小さなロープくらい、乗り越えて入しまおうかとも思ったけれど
そこはジブリ好きとしての品格を下げてはいけないと、思いとどまったことを、思い出したりして。
…
昨日、ジブリを観た。
海外に留学している友人と、オンライン飲み会ならぬ「オンライン映画祭」を開催し、zoomの画面共有で、Netflixを鑑賞することに。
耳をすませば、を英語では「Whisper of the heart(心のささやき)」ということを知って
ときめきが止まらない私は、バイオレンスやホラーが好きな友人の意見をスルーして、ジブリに決定。
英語の吹き替えは思ったよりも自然で
「はあ。英語ではこういうんだあ」と自然なやり取りで交わされる英語をみながら
ちょっとだけ、勉強したような気にもなった。
Stupid jerk!!(やな奴)
とはいえ、英語になっても、耳すま(耳をすませば)は、耳すまで。
バイオリン職人を目指す天沢誠司と、本が大好きで図書館に通いつめ、物書きを目指す、雫との純情。
心がきゅう、となるような青春の恋にもう、心洗われる気持ちだった。
本の貸出しカードをきっかけに互いを知るなんて。なんて、素敵で甘酸っぱい純愛なんだ。
天沢くんて、きざな奴ね。
映画のエンドロールが流れて
「いい時間を過ごしたね」なんて言いながら、友人と顔を見合わせて笑いあったけれど。
今度はやっぱり、日本語でみたいなあ。
「Stupid jerk!!」もなかなか興味深いけどね。
キュン。
やっぱりジブリでしょ。