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#2 こじれた承認欲求の奥には、まっすぐな愛があった。

がんばらなきゃ、認めてもらえない。

そう、当たり前に思いこんでいるのは、きっと私だけじゃないと思うんだ。

認めてもらいたくて、頑張った。


がんばらなきゃ認めてもらえない。

結果をださないと認めてもらえない。

何もない私になんて価値はない。


無意識にそう思いこんで、価値のない自分になりたくなくて、認めてもらいたくて必死にがんばってた。

けれど頑張ればがんばるほど、ハードルは上がって行って、終わりのない努力に気が狂いそうになったし、いつしか相手をうらむようになっていった。


100点じゃないと、1番じゃないと
お母さんは認めてくれないんでしょ! どうせ!

だから私は、こんなに歯を食いしばって
がんばらなくちゃいけないんだ!

てね。


本当は、何もない私も受け入れてほしい。


そして

結果をださないと認めてくれないんでしょ!

と必死で、結果をおいかける一方で

なんにもない私も認めてほしい。

という相反する願いを、強く強くもっていた。


まあ、あまりに怖すぎて、本当の願いを口にすることはできなかったんだけどさ。

あなたも本当は、そうなんじゃないかな?

認めてほしかった本当の理由。


でも、どうしてそんなに、がんばらないと認めてもらえないと思うようになってしまったんだと思う?

どうしてそんなに、憎しみをもつようになってしまったんだと思う?


———愛されたかったからだよね。

———喜んでほしかったからだよね。


ここを本当に理解してほしいのが

承認欲求がつよい自分がよくない。

とか

心の奥底で憎しみをもっているなんて、
自分は最低なやつなんだ。

とか、ほんとうに思わないでほしい。(私はそう思っていたのだけど)

それが違うとわかったとき、心から安心したんだ。


承認欲求の奥にあるもの。


———あなたの承認欲求の奥には、何がある?

思いだしてほしい。子どもの頃のこと。あなたが頑張ろうとしはじめた時のこと。


あなたはきっと、喜んでほしかったんじゃ
ないかな。

大切なだれかに笑顔になってほしくて、
何かをがんばった。

そうしたら、喜んでもらえた。
褒めてもらえた。とても嬉しかった。


ここにはあなたの『純粋な愛情』があったんだよ。

『がんばらないと認められない』という、思い込み。


そしてあなたは、もっとがんばった。

もっと喜んでもらうために。
もっと褒めてもらうために。

けれどだんだん、期待されるハードルがあがってきて、思うように結果も出せなくなり、褒めてもらえなくなってしまった。


結果をだすことで、褒められてきたあなたは
いつの間にか

がんばると認められる 
≒ 
がんばらないと認めてもらえない

と思いこむようになってしまっていた。



だから、結果をだそうと必死でがんばる。でも思うように結果がでなくて、褒めてもらえないと

ああ、やっぱりがんばらないと、結果をださないと認めてもらえないんだな。

と思いこみを強くしてしまう。

そして、認めてくれない(と思っている)相手のことをきらいになったり憎んでしまったりするんだ。


———あなたが、喜ばせたかった相手なのに。

———本当は1番、愛してほしかった相手なのに。


あまりに思いが強すぎて、それを受けいれてもらえなかった悲しさが、『憎しみ』に変わってしまっただけなんだ。



大好きだから、大きらい。


どうして自分はこんなに、ドロドロしたうす暗い感情をもってしまうんだろう。。

と自分を責めていた私は、

その根本に『お母さんを喜ばせたかった昔の私』を発見したときに、心から救われた気がしたんだ。


そっか。
私は、認めてほしかっただけなんだ。
本当はお母さんのことが、大好きだったんだ。


そう気がついたときに、承認欲求やネガティブな感情を抱えていた自分をゆるすことができた。



あなたのやさしさに気づく。


だから、根本には、あなたのやさしさがある。

大事なひとを喜ばせたい、褒めてもらいたい。

そんな純粋な愛情が、いつの間にか形を変えて

承認欲求になったり、「がんばらないと認めてもらえない」というこじれた思いこみにつながったりしてしまったんだ。



そしてきっとあなたは、頑張ればある程度のことができてしまうタイプなんだとも思う。(笑)

だからこそ、がんばればできると思うし、実際にできてしまうから、結果がでないのは自分の努力がたりないせいだと思ったり、

周囲もなまじっか期待するから、結果をださないと自分には価値がない、と思いやすかったりする。


でも、本当のほんとはそんなことはないし。

今は信じられないかもしれないけれど、きっとあなたの大事な人も、がんばらなくてもあなたを認めてくれるはずなんだよ。


結果がでればそりゃ、喜ぶかもしれないけれど

結果がないと認めてくれない。あなたに価値がないなんてことは、まるでない。

まるでないんだよ、本当に。(何度でもいう)


だからまずは、信じられなくてもいいから

その思いこみや承認欲求の根本には、あなたの純粋な愛があったということだけでも、心に留めておいてほしいな。


世界からの愛を受けとる。


———私だって、信じられなかったよ。

けれど、分かったんだ。

本当に条件なく愛されていたんだと。がんばらないと愛されないなんていうのは、私の単なる思いこみだったんだと、

今は心から信じられる。


これから、どのようにして

私が思いこみを変えて、世界からの愛をうけとれるようになったのかを、話していきたいと思う☺︎


つづく


ドーナツ休憩をどうぞ。。

心躍ります^^♪