2018年3月の記事一覧
寅さんになりたい。その2
小学校の頃は、特定の好きな子はいなかったように思う。
クラスの可愛い子とかを見て、かわいいなぁ、と普通に思っていたけれど、特に好きと言いたくなるほどでもなかった。
クラスでは、僕はおとなしいグループだったので、そんなに目立つこともなかった。
話しかけてくれる女子も、やはりおとなしい女子が多く、当時からひねくれ者の僕は、しょせん僕にはかわいい女子は高嶺の花、と、決め込んでいた。
そんな僕だったが
寅さんになりたい。その1
幼少の頃、僕らの住んでいたアパートの隣に、僕のお姉さんがいた。
お姉さんと言っても、本当に血が繋がってる訳じゃなく、幼い僕をとても可愛がってくれた、隣の家のお姉さん。
ちょっとぽちゃりで、優しくて面倒見が良くて、僕の恋愛観に、きっと多大な影響を与えた人。
今でこそ惚れっぽくて、色んなタイプの人を良いなぁ、と思うようになったけど、僕の恋愛は、もう会うこともない彼女の後ろ姿を追うようなものだったか