さわちゃん
過去の恋愛遍歴を綴った、短編エッセイ集。
独りがふと寂しい夜は コンビニでビールでも買って 贅沢にポテチも買って 背徳の余韻に浸ろう 独りでふと人恋しい夜は 炭酸ジュースを携えて レイトショー観に 映画館にでも行こう シネマの恋人たちに 感情移入しながら 俺って人望ないからな 苦笑いを浮かべてみる ほら、 今夜も星がきれいだった #詩
口下手な僕 詩が繋がりを つくってくれた 友達、仲間、同士 離れていても 世界のどこにいても 僕は私は あなたと繋がっています あなたと繋がっていたい #詩
笑いが健康にいいという 芸人さんがよく言う話 誰だってずっと笑顔でいたい 生活状況深刻な現実 笑ってばかりもいられない 悲しみ憤り怒りや苦しみ だけど泣いてばかりもいられない 暗闇の中の星屑 曇り空に射す一筋の光のように どんな時も心の片隅には 笑顔を咲かせていたい #詩
欠けた月よ 僕と同じなんだね 欠けた月よ その影を嘆かないで きっとそのままで 美しい いつか刻が過ぎて その影に光り満ちて 夜空を彩るならば 欠けた月よ そう、君と同じなんだよ #詩
例えば同じような毎日だって 少しずつ何かが違っていて 新しくない朝なんて来ない 例えば悲しみに暮れていても 時はゆっくりと進んでいて 新しくない景色なんてない 自分が時代に取り残されたようで 明日を憂いていたとしても 新しくない自分なんていない 朝も景色も自分さえも 時は変えてゆく #詩
若さ溢れる力もないし そんなに大した未来もないけど あなたを好きでもいいですか? 粋なサプライズも さり気ない気配りも苦手だけど あなたを好きでもいいですか? ほんと気ままで 自分勝手で 呆れちゃうかも知れません だけど あなたの優しさも その底抜けの好奇心も ずば抜けた行動力も 眩しいほどのあなたの魅力 恋とか愛とか分からないけど 僕はあなたが大好きです 僕はあなたが大好きです #詩
嬉しいなら 嬉しいなりの詩が あなたに届くでしょうか? 悲しいなら 悲しいなりの詩が あなたに届くでしょうか? 悲しいのに 嬉しい振りをした詩は あなたに届くのでしょうか? 苦しんだ末に 吐き出した言葉は 誰かの胸に響くでしょうか? いいえ 私を救うでしょうか? あなたは私で 私はあなた #詩
僕は語られる人によって変わってく いい人悪い人どうでもいい人 僕は語られる内容によって変わってく 評価か批判か戯れ言か 僕は語られる異性によって変わってく 好き嫌い友達恋愛対象 僕は語られる自分によって変わってく 傲慢優しい孤独寂しがり屋 僕は僕に語りかける いつだって僕は僕だと #詩
人好きな人 人に優しい人 ほんとに羨ましい 人の集う場所 人前に立つことも ほんとに嫌いだった でも 認めてくれたんだ こんな僕でも いいってこと まるっきり 人に尊敬なんてされない 人に蔑まされても 誰か この世界に 笑ってくれる人がいるなら ほんとは 彼女なんていなくても 僕はきっと幸せです #詩
頑張っても手に入らないものは きっと手に入れても仕方のないもの 必要なものなら今僕の側にあるだろう 人は手に入れては手放し 手に入れては手放し 必要なものだけ手元に残す 偶然のような必然に 逃げるものは追わなくていい 必要ならば いつかは還ってくるでしょう 偶然のような必然に
恋に落ちるには 優しさだけでは足りないの 何度その壁にぶち当たるのだろう 男らしさや頼り甲斐 急に身につくものじゃなし 優男でも 芯の通った人もいる 僕じゃダメなの?とか言わないけど 何ならいいの?と問いかけたい 振られ振られて風天の 寅さんみたいになっちゃった
もう会えません、ごめんなさい。 そのメールがあの人の最後の言葉 のはずだった… のに⁉︎ 今日は2人を会わせてくれた 友達カップルの結婚式 昨日の夜中 不意にみた携帯には 久しぶりにあの人のメールが もう会いたくもないんじゃないの⁉︎ と、自分の目を疑ったけれど 明日会社を休んで、2人の式を見に行ってきます。 そうなんだ でも、何故、今僕に⁉︎ 二人ともニコニコしてて幸せそうでしたよ。 それは良かったけれど 僕はどう思えばいいの⁉︎ 羨ましいですね。 ほんと
秋の写真 僕が撮った写真は ありきたりな紅葉と青空 僕には奇抜な才能はなし だからといって 普通である才能もない だから オンリーワンという 何年か前の流行り言葉に 頼るしかない 誰にでもある 自分自身である才能 だけど それを分かってくれる人がいるなら 輝ける才能 それはちょっと いや、とても幸せなこと #詩
メガネを変えりゃ 魯山人先生 ハンチング被りゃ 矢野兵藤 学生時代 髪を短く切れば マイクタイソン 僕の理想は ロックスター 尾崎豊や浜田省吾 似ても似つかぬ僕がいる 忌野清志郎 甲本ヒロト どぶネズミの 格好良さにも 程遠い 好きなプロレスラー 前田日明やオカダカズチカ せいぜい キャプテンニュージャパン が精一杯 そんな僕が書く詩にも 誰かを勇気付けることが 出来るかな? 誰かを幸せにすることは 出来るかな? そんな大袈裟なことで なくていい 誰
僕には華はない 華のある人が羨ましいが 僕には華の代わりに 何かはあるみたいだ その何かは自分では 分からない 分からないけれど その何かが今いる場所へと 導いてくれたことだけは 確かなこと 僕には恋人はいない 恋人のいる人がとても羨ましいが 僕には自由がある 好きなようにやってける 自由がある 得てして 永遠の罪のように果てしない 孤独と隣り合わせの 自由がある 僕には恋人はいない 果てしない自由はある けれどいつも物足りない 何かを持ち合わせてるはずの
詩の中の僕は 現実の僕とはちょっと違う おんなじ人間だけど 恋愛中の男の子みたいに いいとこ見せようと ちょっとカッコつけてしまう ほんとは 頼りない不甲斐ない 尊敬なんてされない 自分勝手わがまま放題 ナルシスト だけど詩があるから 僕は助けられてる 詩があるから 君を笑わせられたり 優しく出来たり そして時に 現実の僕と向かい合えたり ねぇこんな僕でもいいですか? こんな僕だから見れる景色も あるんだよ 見れる明日もあるんだよ #詩