起業メモ #21 適格請求書発行事業者に登録する
2023年10月からインボイス制度が開始されました。会社を設立するにあたり、当面は免税事業者としてもよいかとも思いましたが、いずれ課税事業者になるくらいの売上げが上がるだろうと楽観的に考えて、適格請求書発行事業者に登録することにしました。
e-Taxで適格請求書発行事業者の登録申請書を提出する
インボイス制度に関していわゆるインボイス番号(Tから始まる番号)を取得するには、「適格請求書発行事業者の登録申請書」を提出する必要があります。こちらは紙でも提出できますが、e-Tax からも提出できるので、会社設立早々に電子申請してみました。
e-Taxの法人向けメニューから「適格請求書発行事業者の登録申請(国内事業者用)」を選んで、画面通りに会社の情報を入力していけば、申請書が完成します。
適格請求書発行事業者の登録は、e-Taxで提出した場合、1ヶ月程度で完了するようです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/kensu_kikan.pdf
e-Taxの利用者識別番号を再取得してしまったら、、
申請から1ヶ月ほど経っても登録通知が来ないので、再度e-Taxにログインして通知を確認しようとしたところ、私の利用者識別番号が「廃止」されているとのメッセージが表示されました。何かおかしいと思い、インボイスの方の登録状況も合わせて「インボイス登録センター」に問合せをしてみました。
電話で窓口の方と話をしたところ、「適格請求書発行事業者の申請の方は、ちょうど昨日から処理を始めたので数日後に完了見込み」とのことでした。
一方、e-Taxの利用者識別番号については、廃止されている状況を説明したところ、「新しい利用者識別番号を取り直していませんか?」と聞かれました。どうやら、適格請求書発行事業者の登録処理を行った後で、別の申請時に利用者識別番号の再取得してしまったらしいのです(どの申請でやってしまったのか覚えていない。。)。
古い方の利用者識別番号は復活できないので、このままではインボイス登録処理を進めることができず、結局改めて新しい方の利用者識別番号にて再申請することになりました。
ちなみに、新しい方の利用者識別番号自体を覚えていなかったのですが、別途税務署に電話をして、事情を話したところ、電話口で教えてもらえました。
再申請後、3週間程度で登録完了
再申請後、3週間くらいしたところ、e-Taxの方に登録完了の通知が来ました。取得したインボイス番号は、T以降の数字は、法人番号と同じでした。なるほど、確かに法人番号は一意に発行されているので、その先頭にTを付ければ、一意なインボイス番号になるわけです。
「適格請求書発行事業者公表サイト」でもインボイス番号で検索すると表示されるようになりました。これでめでたく、請求書にインボイス番号を記載できるようになりました。