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79歳 #14 骨髄異形成症候群・血小板輸血でアレルギー

退院後1週間目

退院後1週間目の受診で血液検査。
血色素(Hb)7(下限値11.6)
血小板 15,000(下限値158,000)
退院直前に血小板輸血しているので、血小板3000をドン底と考えれば、そこまで低くない。
これ以上下がるとまた出血するので血小板輸血。

血小板輸血でアレルギーが出た

輸血開始後は異変が出やすいので、5分おきに熱と血圧と酸素を測り、15分は看護師がそばについている。

後は、何かあったらナースコール押してね、となるのだが、今回は違った。
5分経過時「なんか皮膚がかゆい」と言うので、服の締め付け?くらいに思っていたら、皮膚のあちこちに、ボコボコと隆起した蕁麻疹ができていた。

のどをさすような痛みもしてきたため、医師を呼ぶ。
ただちに輸血中止、強めのステロイド点滴に切り替えた。
しばらくすると蕁麻疹がスーっと引いて、内服の抗炎症剤も出されて17時頃終了。

血小板輸血再チャレンジ

3日後に予約をとって、血小板輸血。
またもや蕁麻疹。
背中いっぱいに広がり、赤くまだらになっていて強いかゆみあり。
ただちに輸血中止し、ステロイド点滴。

ビダーザ3クール目は中止

ビダーザ(化学療法)の副作用の骨髄抑制は避けられないとして、ビダーザの効果が出るまでは、輸血で支持療法を続ける予定だったが、輸血ができないと血小板が減り続けて危険な状況になるので、3クール目は中止となった。

たった2クールじゃなんの効果もないし、逆に体に負担をかけただけだった...。

ビダーザをやめたら、血小板の自己生成が始まるだろうか?
また調子が良くなったらビダーザ再開するのかと思ったが、
主治医は、体に合わなかった治療法の再開はすすめなかった。

血小板輸血再再チャレンジ

1週間後の午前に予約をとって再受診。

輸血前に、吐き気止め、ステロイド、抗ヒスタミン剤の点滴でアレルギーを抑える。

点滴の量が増えたため、血小板輸血が始まったのが15:30。

また夜まで帰れないぞ、と思ってたら、開始30分で蕁麻疹が出て中止。
30分ということは、輸血パックの3分の1くらいは入っただろうか。
これで次回までしばらく持ってくれることを願って帰宅。

輸血で熱が出たりすることは珍しくないらしい。
赤血球より、血小板のほうがアレルギーが出やすい。
ヒトの献血だから、稀に合わないロットがある。
(iPS細胞で人工血小板も開発中だがまだ実用化されていない)
「たまたまだから、気を落とさずに」
と、次の治療に向けて気持ちを切り替えた。


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