上棟式
昨日は我が家の上棟式を行った。
暦的には仏滅で良くなかったが、工程、休日等を考え、この日に実施した。
日程を決めるにあたっては、実際、両親に「仏滅にやるのはどうか?」と何度も言われたが、地鎮祭ではないので、こっちとしてはまあいいかという感じ。
また、このご時世、色々な業界で働き方改革が行われており、日曜や祝日に実施すると、人、重機の休日割増料が発生し、追加で10万円程度必要になるとのことだった。結局これで両親も納得?した様子。。。
それより小さい子どももいるので、天候の方が大切だったが、文句なしの「快晴」!!
上棟の様子を見ていたが、前日まで、1本も柱が建っていなかったのに、午前中だけであっという間に組み上がり、夕方には屋根も壁材も設置完了。
職人の迷いのない手際の良さに正直驚いた。
見習いは一人もいないと事前に聞いてはいたが、皆がプロという感じだった。
実は元々は「上棟式なんているのか!?」からスタートした。
だって、既に料金払っている(これから払っていく)のに、「大工さんたちにご祝儀渡すのってどういうこと?」と思ったから。
調べて昔からの歴史、風習というのはわかったが、最近家を建てた友人に聞いても、「そんなの今の時代やらないでしょ。簡易なプレゼントぐらいでしょ」と言われ、一時は「やらない」「やるとしてもご祝儀はおかしい」という頭になっていた。
色々考えた挙句、実施することにしたが、上棟の作業風景を見たり、大工さんと一緒に食事をしてみて、結果的にはやってよかったと思えた。
ここから家造りが本格スタートだなという気持ちにもなれた。
ただ、こういう行事は、最近では、地場のハウジングメーカーしかやらなくなってきているようなことも聞いたし、今後減っていくのかなあとも思った。
大工さんたちも、どこか緊張している様子で、食事中何を話してよいのかわからず黙々と食べている方が多かったので、上棟式はやらずに、ちょっとしたプレゼントや差し入れという形でも十分なのではと施主側の視点では感じた。
ハウジングメーカー的には大工さんをもてなす場を作りたいというような考えもあるのかもしれないが、ご祝儀という金銭の受け渡しもあるので、コンプライアンスとか考えると大手メーカーがやらない理由もわかる気がした。
勝手な想像だが、腕のある大工さんほど「ご祝儀なんかもらわなくても俺はいつも良い仕事をやる」と思っているんじゃないかと思う。だから、ご祝儀を渡すのは逆に失礼なのではとも思った。
いずれにしても今回上棟式をやってよかったし、良い気分になれた。
これから家ができていくのが楽しみ。