見出し画像

偏見を超えて、心で繋がる

10ヶ月間のフィンランド留学を終えた今、
自分って偏見まみれだったんだなーと。

これまで何度か偏見や差別を受けた経験があり、「偏見や差別はよくない」と思っていても、気づかないうちに自分も他人に偏見を持っていたことに気づきました。自分で気づいてはいませんが、もしかしたら今までの人生の中で、差別的発言をしたり行動を取ったりして相手を傷つけることもあったかもしれません。

〇〇人だからといった偏見
性別への偏見
立場や年齢からの偏見

これらの偏見はステレオタイプを通じて作られます。私たちは物事を見るとき、少なからずステレオタイプを使っています。ステレオタイプが必ずしもネガティブではない場合もありますが、偏見や差別を招いたり、他人にレッテルを貼ったり、誤解を生むことに繋がります。

ステレオタイプが生まれてしまうのはある程度仕方がないことですが、自分の中でイメージを作り上げ、それを信じ込むのは良くありません。それを他者にぶつけたり、差別をすることで、他人を本当に理解することが難しくなり、傷つける原因になることもあります。

いくらその国・地域の人でも、その人の経験、価値観、考え方・性別は他人とは100%違うもののはずです。そんな中で誰かに自分のパーソナリティを決められてしまっては、悲しいですよね。

余談ですが、MBTIで他人を判断するのも少し違うのかなと、この頃思っています。
そもそもMBTIは心理学の診断であって、傾向です。確実にそうとは言いきれないし、16タイプに100%分類されることはほぼ無いです。そんなMBTIで人を判断して、この人は自分と相性がいい・相性が悪いなど決めてしまうのはおかしいと思います。
MBTIのような抽象的で根拠があいまいなものは、適度な距離感を持って付き合うのがいいのではないでしょうか。

偏見を超えて、心で繋がる

留学によって、そうしたステレオタイプが壊れることが多くありました。

さまざまな国から来た人々と出会い、多くの国を訪れ、日本よりも自由を感じる場所で生活してくうちに、以前持っていたイメージやステレオタイプが変わったり、消えたりすることが多かったです。

留学は、各国に対するイメージやステレオタイプを変えるチャンスがたくさんあります。異なる背景を持つ人々と接したことで、個々の人間性や価値観を理解しやすくなり、友達を〇〇人、どんな性別としてではなく、その人自身として見ることができるようになりました。


そんな中で、重要だなと思った姿勢が2つあります。

①オープンマインドを持つこと
自分の価値観や考え方を見直し、異なる視点や意見に対して開かれた態度を持つこと

②共感すること
他人の立場や感情に共感すること

このように、相手のことを受け入れ、共感することに努めることが、偏見を取り除く上で何よりも必要なことになるのかなと思いました。
お互いのことをよく知らない、理解していないからこそ人は偏見を持ってしまいます。
相手とコミュニケーションを取り、理解することで、他者をその人自身として見て、深く繋がることができるではないでしょうか。

差別をしない心がけとともに、偏見にとらわれずに相手を理解することで、より深く、意味のある人間関係を築くことができます。

自分以外の人って自分とは違う人生を生きてきて、その人にしかない経験、価値観、考え方を持っています。それを知れるってすごく面白いことです。

時として違うものが怖いという方もいますが、
単純に面白いな、それを知りたいなって思う気持ちを持ってほしい。
国籍も、性別も、年齢も関係なく、相手にしかない価値観を知ることで、心からその人と繋がってほしい。

こんなことを考えながら、このnoteが少しでも皆さんの役に立つことを心から願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もkanaのnoteをよろしくお願いします🕊️

フィンランド留学中の写真を添えて🌼

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?