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「つい」話したくなる!インタビュー環境の作り方【本番編】            

自立&起業に向けてチャレンジ中のさわです。
「書くこと」を仕事にしたいという思いから、「書く」+αのスキルが身につくスクールMarble(マーブル)に参加しています。


第2回目のインタビュー講座「取材編」の受講と課題+参考書籍による復習から得た学びの中で本番に活かせると感じたポイントをまとめました。

学びを通して大切だと思ったのが、「取材相手が安心して話しやすい場を用意し、その結果信用を得る」ことです。
(ここでいう「場」は、取材場所のセッティングだけでなく、取材者の態度・言動・姿勢が作り出す雰囲気も含まれます)

そのために必要なこと・したいことを、ーMarbleでの学び #002ーでは【準備編】として「モノ&環境」「情報」「心」の3つの準備にまとめました。


▼前編【準備編】はこちら

今回はその後編となる【本番編】です。

本番では、自分だけでなく取材相手も緊張するはず。
その中で相手に気持ちよく話してもらい、スムーズに進行して「楽しい対話」としてのインタビューを成立させる方法をみていきます。


この記事で分かること

◯インタビュー当日に重要な3つのポイント「手順」「マインド」「工夫」
◯7つのやってはいけないこと
「使える相槌・接続詞」(一覧)


【インタビュー当日】

1.8つの手順

セッティング
 
取材対象者が座る位置手元に注意する
 →光が当たる・壁紙がきれい・余計なものが移らない・名刺&水は移動
名刺交換
 自己紹介とインタビューを受けてくれたお礼を伝える
アイスブレイク
 緊張を解き雰囲気を和らげるために「アイスブレイク=雑談」から。
 →取材直前にチェックしたSNSや自分との共通点、取材の導入としてイン     
  タビュー内容に関連した話題
を振る
インタビュー目的企画内容(メディア紹介含む)の確認
 ここでお互いに趣旨を確認しあっておくと安心
「録音」の確認
 
いきなり録音せず、念のためひと言ことわりを入れる配慮を
インタビュー開始
 詳細は次項「2.取材中のマインド」以降へ
写真撮影
 →アップや引き、手元、対面していることが分かるカット、
  「ろくろ回し」、肩越し、インタビュアーのカットなど
PR事項・掲載スケジュールの確認
 →インタビューのための時間を取ってもらったお礼
を丁寧に伝える 
 →
書籍の発売、登壇予定、メディア露出など取材対象者のPRできそうなこ 
  とがあるか確認   
 →記事掲載までの流れを説明  

2.必要なマインド-2つ-

取材相手に興味をもつ
「前のめり」
な聞く姿勢で進める
 →相手の「目」を見る
 →大きなリアクションをとりオーバー気味に共感を伝える。
  普段の1.5倍をめやすに声に感情を込めて。
取材を楽しむ
「対話」を楽しむ(✘取材 ◎楽しい対話)
 →理想は「雑談」。楽しむ様子は相手に伝わる

3.気持ちよく話してもらうための工夫-5つ- 

●一旦すべてを「受け止める」
 →どんな内容であっても必ず一旦受け止める。否定しない
 ※いかに相手の「話したい欲」を削がずに話してもらうかが大切
言葉より「感情表現」のバリエーションを 
 →同じ言葉でも「言い方」に変化をつける
「ペーシング」を意識
 →テンポ、スピード、テンションを相手に合わせると共感・安心感が出る
「調べた上で忘れる」
 
→事前調べの情報は相手に会話を振るときだけに使う
 →相手の話を奪わない。知っていることを披露する場ではない
「相槌&接続詞」を効果的に 
 →「思わず話したくなる」ような適切な接続詞を選択 
 ※下記「使える相槌&接続詞一覧」参照

【!】やってはいけないこと-7つ-

「気持ちよく話してもらうために取材者がやってはいけないこと」もあります。緊張や焦りの中でついやりがちなことばかり。信用を失わないよう要チェックです。

メモに夢中にならない(★重要!)
 メモは2つだけを、相手をしっかり見ながら行う
 →パンチライン(金言)&新たな疑問 
「用意してきた質問をすべて聞く」をゴールにしない(★重要!) 
 →「絶対に聞くべき質問」と「個人的に聞きたい質問」に分ける 
 →質問の重複に注意
 →追加で質問が思い浮かんだらどんどん聞く
「知ったかぶり」をしない
 →調査内容はいったん忘れ、新鮮な反応を
沈黙に焦らない
 相手が詰まったら原因が「考えている」or「質問の仕方」か判断を
 人によっては答えに時間がかかるため見極め必要
 →たとえ話で助け舟を出し、引き出してもok
「1問1答」にしない
「この話題を深掘りしたら、もっと面白いことが聞けそう」と思ったタイミングで、より詳しく聞いたり、新たな質問をぶつけたりする
●インタビュー=原稿の素材集めという意識を持たない
 →原稿へのまとめ方はライターに任せる
●話の内容が使えるか、使えないかという評価者にならない 
 →相手を評価しない

使える相槌・接続詞

良い質問につながる接続詞はたくさんあるため、ストックをたくさん持っておき、その後に続く問いを言語化できるように訓練を重ねていくことがポイント。

『取材・執筆・推敲』古賀健史 / 聞く習慣』いしかわゆき


最後に、実際に課題でインタビューする・される体験を通して感じたことと学びを記しておきます。

まず、取材を受ける側は「時間を気にせず話をする」ということ。
いくら段取りを考えていても崩れる可能性は大きいです。

そうすると時間がなくなり、質問者は焦って「用意してきた質問をすべて聞く」をゴールにしたくなるかも知れません。

そんな時に思い出したいのが、
用意した質問項目だけがすべてではない
●脱線しても無理に軌道修正せず取材の目的にたどりつければOK
ということです。

準備の段階からポイントを押さえてコミュニケーションを取っていれば、ある程度の信用が積み上がり追加取材に応じてもらえないことも無いはず。
焦らずに目的達成を目指しましょう。


2回に分けて見てきた「インタビュー講座 取材編」。
【準備編】でまとめた「入念な準備+楽しむ姿勢」に加え、【本番編】の「手順、マインド、工夫+やってはいけないこと」を押さえて、まるで「話が弾んで雑談みたいだった!」とお互いが思えるような取材を目指したいですね。


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