【準備編】ヌメ革スニーカー育成日記
こんにちは。柏のたなかです。
この記事は、スニーカーを程よく愛するサラリーマンが「ヌメ革スニーカー」を試行錯誤しながら育ててみた記録です。
革の素人が頑張ってみた備忘録として書いてますので、あたたかく見守ってお読み頂ければ幸いです。
前回の記事はこちら
いざ、革のスニーカーの育成が始まります。
といってもそんなだいそれたことはできません。何せしがないサラリーマンです。おそらく私の育成記録は、きっと誰でもできる簡単な育成方法なので、これから革のスニーカーを育てみようかな???と思った方のヒントになれば幸いです。
最初に始めたこと
育成・・・・・さてどうする。やっぱり防水スプレーから初めてみるか???最初に思ったのはココなわけで、まずは以前確認したコロニルのサイトにある革製品の手入れ方法を改めて読み直してみました。
コロニルのサイトによると、新品の使い始めは「防水スプレー」がオススメと記載があります。ココでオススメされている商品もやっぱり「シュプリームプロテクトスプレーですね。
普通は、ここで「よし、この防水スプレーを試してみよう!!」となるわけですが、私がここで気になったのは例の「日光浴」です。コロニルのサイトには日光浴について、何も触れてない・・・・このスプレーでそのまま「ハイ、革のケア始めてみます!!」でいいんだっけ??? 日光浴どうした???という思いがふつふつと湧いてきます。
前回紹介した記事によると、革の日光浴においては「革を乾燥させない」ことが非常に大事、とのこと。人間も日焼けすれば、乾燥を防ぐために保湿クリームを塗りますよね、それと同じで「日焼けさせる」⇒「乾燥する」⇒「保湿する」をうまく循環させることで、「いい感じにこんがりと日焼けできる」=「日光浴による革の育成」がスムーズに進むことが分かってきました。
今回の育成目的は、汚れの防止も当然ながら、「ヌメ革自体の色馴染みを良くしてくれる効果」を含めたいと思っていたので、防水スプレーだけでは、目的が達成できないかも??と思い始め、改めてコロニルの記事をみると、「使い込んだ場合はクリームで栄養を与えましょう」的なことが書いてありました。そんなわけで、私の革スニーカー育成は「クリーム」で進めていくことしました。
靴磨きのアイテムを揃える
革の育成が「クリーム」に決まったところで、次に必要なことは、靴を磨くためのアイテム達です。概ね、以下の3つがあれば良さそうなことが分かってきました。
クリーム(これは当然ですね)
ブラシ
靴磨きのクロス
クリームとブラシは理解していましたが、布・・・・確かに必要ですよね。普段使っていた革靴を磨いてたのは、スポンジにワックスが染み込んでいる一体型のこれです。
布に関しても、全くの無知w素人ですw 改めて調べることになるのですが、それはまた後ほど記述するとして、まずはクリームから探していきます。
クリーム選び
最初は肝心のクリーム選びです。この記事の流れからすれば「え?コロニルのクリーム使うんじゃないの?」を思われますよね??w 私も最初はそう思っていたのですが、そこはやっぱりネットの時代。調べれば色んな情報が見つかり、私を困惑させてくれます。というのも、革のお手入れにおいて、クリームと一緒に欠かせないが「ブラシ」です。以前革のカバンを使っていたときも、ブラシでお手入れしていたのですが、その時使っていたのが「M.モゥブレィ」のブラシでした。
調べてみると、モゥブレイも革のクリーム製品があることがわかり、なかでも、ヌメ革のようなデリケートな革に最適なクリームが見つかります。それがこちらの「デリケートクリーム」です。
商品タイトルに「シミになりにくい ヌメ革にも」とあり、私の心は完全にモゥブレイに持っていかれますw コロニルもいいけど、ヌメ革に使えるって、書いてあるし、このクリームがいいんじゃないか? と、気持ちはすっかりモゥブレイです。そして何より利用者の評価が高い。私は★5よりも、★3や★4の評価を参考にするほうですが、その中でも「シミになりにくい」「伸びがよく使いやすい」「ベタつかない」などの評価が多く、初心者にも使いやすそうな印象を受けました。価格も1,100円ちょっと(2022.11.20時点)と手が出る価格だったため、まずこのクリームで試してみることにしました。
ブラシ選び
クリームの次はブラシです。ここでも「え?モゥブレイのブラシ使うんじゃないの?」と突っ込みたくなりますが、それはさておき。ブラシは汚れを落とす目的のものと、クリームを浸透させる目的の2種類を使い分けるのが一般的のようです。
汚れを落とすものは柔らかい毛並みの馬毛ブラシ。
クリームを浸透させるものは硬めの豚毛ブラシ。
ビジネスシューズのような硬めの革靴であれば、確かにこの組み合わせが良いかな?と思うのですが、なにせ今回の素材は傷がつきやすいヌメ皮です。色々調べてみたものの、ヌメ皮のスニーカーに豚毛ブラシでクリームを塗り込んだ、的な記事は見当たりません。うーん、これは悩むわけですが、私はヌメ革を優しく育てたかったので、汚れ落としとクリームの浸透、両方とも馬毛ブラシを使うことにしました。
靴磨きクロス選び
ここが今回最初の失敗ポイントですw。布で拭き上げる目的は、ブラッシングで残った余分なクリームを拭き取ることになるのですが、拭き取るだけなら、どの布使っても大差ないはずw と思い、とりあえず安いもので、いいか〜と100円ショップで売ってるシューケア用品コーナーの布を使うことにしました。これが後々後悔するとこになります。
まずはこれで、靴を育てるアイテムが揃いました。というわけで、靴磨きの開始は次回に続きます。