記念日と年中行事と文学者365日 ~三月二十日~
「電卓の日」。974(昭和49)年に、日本の電卓生産数が世界一になったことを記念して制定。
1964(昭和39)年3月18日にシャープが国産初の電卓を発売したことを記念し、記念日は覚えやすいように3月20日ということです。
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春分(しゅんぶん)
二十四気の第四。陰暦で二月の中(ちゅう)、太陽暦の三月二十一日ごろに当たる。太陽の中心が春分点(天の赤道と黄道とが交わる二つの点の一。太陽が南から北に向かって赤道を通過する点)の上に来た時をいい、昼夜の時間が等しく、太陽は真東から上がって真西に沈む(分は「ひとし」と読み、『呂氏春秋』に「この日や、日夜分し」とある)。春の真ん中の日で、冬の気が全く去り春となる。農業上は野菜のまき時である。中国では、この前後を農耕の開始期と考え、春分に、烏に似た鳥が鶏に先んじて架々格々となくのを聞いて田に入る風があった〔荊楚歳時記〕。わが国では古来、この日は彼岸の中日として、仏を祭る日であり、旧制では春季皇霊祭として、天皇が皇霊殿(こうれいでん)において、歴代の天子のみたまを親しく祭られる宮中大祭日の一つであった。今は春分の日として、国民の祝日の一つに定められ、自然をたたえ生物をいつくしむ日となっている。
※中…二十四節気のうち、雨水・春分・穀雨など、一つおきの節気、すなわち一年を12か月に分けた各月の後半の称。中気。⇔節。
※荊楚歳時記…楚(湖北・湖南地方)の年中行事を記した書。民間の風俗を記した中国現存最古の歳時記。1巻。6世紀、梁の宗懍(そうりん)の撰。隋の社公瞻(とこうせん)が注をつけた。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行
1925年(大正14)梅原猛(うめはらたけし)・生 哲学者、評論家。
【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』