記念日と年中行事と文学者365日 ~一月十五日~
7日までの松の内を「大正月」と呼ぶのに対し、15日を「小正月」と言います。また15日は「上元」(7月15日が中元、10月15日が下元)で、小豆粥を食べるとその一年中の疫病が避けられると言われています。
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踏歌節会(とうかのせちえ)
中古、禁中で正月に行われた公事。男女の舞人を召して踏歌を奏せしめるもので、正月十五日に行うのを男踏歌、十六日に行うのを女踏歌という。前者は少年、後者は少女にしょって行われる。踏歌とは一種の集団舞踊で、足で地を踏み拍子をとりつつ廻る。中国では唐代に、上元の十五日から三夜、踏歌が行われた。これがわが国に輸入され、持統天皇の七年(693)正月十六日に漢人らが踏歌を奏したのを初めとする。
男踏歌は円融天皇の時から中絶、女踏歌も衰微し、江戸時代には、わずか二人の舞人によって行われた。なお、神社の神事として伝承された踏歌があり、中でも熱田神宮の踏歌は古色を残している。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行
1926年(大正15)小栗風葉(おぐりふうよう)・没 小説家。
【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』