記念日と年中行事と文学者365日 ~二月十日~
1911(明治44)年のこの日、日本初の洋風劇場である帝国劇場(帝劇)が完成したことから「観劇の日」ということです。
※以下のサイトを参照しています。
列見(れっけん)
中古の公事で、二月十一日太政官で行われた。式部省・兵部省が前年八月以降、六位以下の文武官について、芸能ある者を予選し、当日、上卿(大臣)以下、太政官・弁官・外記官・少納言などが参列し、選人に関する連名の申文を史が差し出すのについて、各人の器量・容儀を見定める。
※太政官(だいじょうかん)…律令制で、八省諸司および諸国を総管し、国政を総括する最高機関。
※弁官(べんかん)…律令制の官名。太政官に直属し、左右に分かれ、左弁官は中務・式部・治部・民部の4省を、右弁官は兵部・刑部・大蔵・宮内の4省を管掌し、その文書を受理し、命令を下達するなど、行政執行の中軸をなした。
※外記(げき)…律令制で、太政官の主典(さかん)〔=公文書の授受や作成を担当〕の一種。少納言の下で、詔書の検討、奏文の作成、公事・儀式への奉仕などをつかさどった官。
※少納言…律令制の太政官の判官(じょう)。小事の奏宣と官印の管理とをつかさどり、侍従を兼ねた。
※史(さかん)…官司によって文字を異にし、太政官・神祇官では「史」。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行
1989年(平成元)手塚治虫(てづかおさむ)・没 漫画家。
※9日の「何の日」です。
【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』