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「因州摩尼寺縁起」編集後記まとめ(21)〔メールマガジン鳥取寺社縁起2020/01/02〕

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■編集後記(鳥取の情報・思い出)
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 令和二年、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今回で「因州摩尼寺霊験記」の掲載が終了しました(次回から新しい連載をいたします)。江戸時代の本編に加えられる形で、昭和五十年代の「補遺」があったのに私個人は驚きを覚えました。

 昭和53・54年というのは、私は小学校に入ったばかりの時期です。もう、40年近い年月が経つのだと思いました。

 私の父の実家は西伊豆の小さな村で、私が幼少の頃は両親に連れられて、お盆と年末年始には祖父母を訪ねました。江戸時代に建てられたという家に何日も泊まっていとこたちと過ごすのが私は好きでした。そこでは、お祭りや盆、暮、正月のいろいろな飾りつけやしきたりが、村と祖父母の生活に溶け込んでいました。

 それは、当たり前にある日常や物、村の先達やご先祖様方への感謝の気持ちが込められた儀式であったことが、子ども心に印象的であったのだと思っています。「因州摩尼寺霊験記」にも、人々が特別なことではなく、目の前の山に鎮座する帝釈天様のところに足を運ぶという姿が浮かびます。

 星占いによれば2020年は伝統的なもの、歴史的なもの、庶民的なことなど、私たちがこれまで捨て去り、見向きもしなくなったものへの回帰(による開運)があると言われています。このメルマガもその一助になれば幸いです。

 最後までご講読ありがとうございました。
                    (古典・国語教育を考える会)
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