好き好き!大好き!!シューゲイザー!!Vol.12

このバンドも私の中では、シューゲイザーバンドという認識はなかった
ネットで知らさてもなお 「え このバンドってシューゲイザーバンド?」
という疑問符さえついていた

The Verve

1989年の結成当初からしばらくは「ヴァーヴ」(Verve) と名乗っていたが、アメリカジャズ・レーベルのヴァーヴ・レコードがネーミングの権利を主張したために1994年「ザ・ヴァーヴ」に改名した。

1992年、1stシングル「All in the Mind」でデビュー。その後「She's a Superstar」、「Gravity Grave」と2枚のシングルを発表し、評論家から高評価を得る。同年の12月にはこれら3枚のシングルの表題曲とB面曲を集めたコンピレーション盤「Verve EP」 (Verve)をリリース。

1993年ジョン・レッキーをプロデューサーに迎えた1stアルバム『ア・ストーム・イン・ヘヴン』 (A Storm in Heaven) を発表。当時終焉を迎えつつあったシューゲイザーの影響を感じさせつつも、独特の浮遊感を持つサイケデリック・ロックを聴かせる本作は引き続き評論家から好反応で迎えられるものの、セールスは振るわなかった。翌1994年には初期シングルのB面曲等をまとめたコンピレーション盤「No Come Down」をリリース。バンド名表記が「ザ・ヴァーヴ」に変わったのはこの作品からである。

そして1995年、2ndアルバム『ア・ノーザン・ソウル』 (A Northern Soul) を発表。初期オアシスのプロデュースも務めていたオーウェン・モリスをプロデューサーに迎え、より一般的なロック色が強くなった。前作よりも音のリバーブを抑えつつ、ダイナミックなギタープレイや強烈なグルーヴが聴ける本作を最高傑作とするファンもいる。しかしこの作品のレコーディング中にメンバー間(特にリチャードとニックの間)に確執が生まれ、バンドは1度目の解散をする。解散直後に発売された2ndアルバムからのシングル「History」のジャケットには 'all farewells should be sudden' (別れはいつも突然に) と記されており、この曲のPVはバンドの過去のPVを繋ぎ合わせたものとなっている。

その後、リチャードはバンドメンバーを呼び戻すが、ニックは参加しなかった。バンドは新たなギタリストとしてサイモン・トングを迎え、ニック抜きで3rdアルバムのレコーディングを進める。一方それと並行して、リチャードはオアシスのライブでソロとして前座を務めている。しかし1997年、バンドにはニックが必要だと判断したリチャードはニックと和解し、バンドは彼を含めた5人体制でアルバムを完成させる。

さて YouTubに転がってる音源を聴いても
シューゲイザー味を感じさせる楽曲は上記の二つぐらいであった

そして 彼らがシューゲイザーバンド?と疑わしくなるのは彼らの代表曲
であるコレが原因でもある

1997年に発表された3rdアルバム『アーバン・ヒムス』 (Urban Hymns) はストリングスを大々的に取り入れたメロディ重視のサウンドとなった。これはニックがレコーディング後半しか参加しておらず、主にリチャードがアレンジの主導権を握っていたことも影響していると思われる。前2作よりもポップになったこのアルバムは12週間連続全英チャート1位を記録。リード・シングルの「Bitter Sweet Symphony」 は全英2位、2ndシングルの「The Drugs Don't Work」 は全英1位と1997年を代表する大ヒットとなる。

1997年発表の3枚目のアルバム『アーバン・ヒムス』は14週連続で全英チャートの1位を独占し、全世界で1000万枚を売り上げる大ヒットを記録しており、オアシスのギャラガー兄弟やコールドプレイクリス・マーティンは1990年代のベスト・アルバムとして同アルバムの名をたびたび挙げている。

そうなのである
どう聴いても
ブリット・ポップなのである彼らは

嫌いではないし、むしろ好きだが
シューゲイザーバンドと言われると抵抗を感じずには
いられない

今回はそんなバンド
The Verveの紹介でした


では また 次回

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?