世界のグルテンフリー事情 【この国は違うぞ、と感じたマルタ初日のホテル】
旅の初めだったので記憶が彼方へ飛ばされていましたが、ふと思い出した些細な出来事です。
去年マルタで共同生活に入る前に一泊だけホテルに泊まりました。
朝食ビュッフェの際、ダメ元でスタッフのお姉さんにグルテンフリーのパンある?と聞いたら、何枚欲しいの?とあるに決まってんじゃんと言わんばかりに聞き返されました。
え、あるんだ!という喜びとともに一枚どのくらい大きさなのか、という英語の質問が通じず絶望。お姉さんは私から答えを引き出すことを諦め、裏で二枚パンを切ってきてくれました。とても美味しかったことに驚きました。こんなん普通のパンじゃん。ここ数年ホテルに宿泊時、和朝食以外は食べられなかったので、嬉しくて一人ニヤニヤしながら食べました。
どうやらこの国は何か違うぞ、と感じ、そして滞在中それを裏切られることはありませんでした。初めも初めのこの衝撃、その後の色々ですっかり忘れていました。しかしグルテンフリーフレンドリーなマルタ共和国のことですから、きっとここだけでなく他のホテルでもオプションはあるのではないでしょうか。
泊まったのは Plaza Regancy というSlimaにあるホテルです。私が案内されたのは別館でした。(地図上だと別館はホテル名が違うようですが)別館へはピザ屋の中を突っ切ってホテルに入ります。フロントでそのように説明されましたが、本当に文字通り一度お店に入るのでまさかそこではないだろうと10分ほど彷徨いました(普通に行けば30秒です)。
ちなみにそのピザ屋 Vecchia Napoli Slima にもグルテンフリーオプションがありました。店主のおじさんは日本人だとわかると、知っている日本語を繰り出してくる陽気な方でした。ピザは、まぁ、うん、ねぇ、悪くはなかったよ。