1-3 プルースト、登場。そしてひげに思いを馳せる。
大手日系メーカー、ベンチャー企業、と2社を経て、やりたいことがよくわからなくなってとりあえず仕事を辞めてみた29歳、独身、男。仕事について、人生について、考えたり、サボったりするリアルな様を、自伝エッセイ風小説にしています。最後、現状の自分に追いつけるような予定です。ぜひお付き合い頂ければ幸いです。
僕は、読書をすべきだと思った。
そうだ、仕事を辞める前に読んでいた本があったんだ。
『失われた時を求めて』
19-20世紀の激動期、フランスの小説家マルセル・プルーストに