【杉原記念館を守り隊 メンバーの想い No.8】
カウナス・杉原記念館を守り隊のはなです!
私たちは、リトアニア・カウナスにある杉原記念館を存続させるためのクラウドファンディング(CF)を行っています。
こちらのnoteでは、CFページでは書ききれなかった杉原さんやリトアニアへの想いを伝えていくインタビューを掲載していきます。
CF最終日、滑り込みで登場する8人目のメンバーは、SNSでの情報発信とリターンの1つであるリトアニアのガイドブック制作の中心となっている、ゆりあです!
支援者の声が毎日の楽しみに
はな)CFを始めたきっかけを教えてください。
ゆりあ)きっかけは、このCFの代表の三浦さんからメンバーに加わらないかと声を掛けられたことです。
何をするか決まっていない状態で加わりましたが、SNSは自分もよく使いますし、ガイドブックの担当についてはもともと字を書いたり資料をまとめたりするのが好きだったので、それを知る中西さんに勧められて担当を引き受けました。
は)担当する仕事でのやりがいや、気がついた点はありますか?
ゆ)SNSやCFの「支援者」ページのコメントで、支援者の方の想いを読むのが毎日の楽しみです。
今回初めて杉原さんのことを知って支援してくれた小学校5年生の子、以前両親と記念館を訪れた思い出を持つ方、杉原さんを尊敬して外交官をめざしているという方など、CFをしなければ知ることがなかったはずの人たちの想いですから。
教わるのではなく、若い世代が発信する意味
は)CFを始める前と今とで、杉原さんへの認識が変わりましたか?
ゆ)杉原さんについては、元はそれほど知りませんでした。
高校時代のALTの先生が「私の尊敬する日本人は杉原千畝だから、子供にチウネという名前を付けた」と話していたのを聞いて初めて杉原さんの名前を知り、CFに関わり出してから彼の生涯や成し遂げたことをよく知ることになりました。
でもやっぱり、CFを始めたと周囲に話した時も、家族や友人などの私たちの身の周りの人で、杉原さんについて知っている人はなかなかいませんでした。
ですから、私たちのような20代半ばの、杉原さんの功績を知らない人が多い世代から発信することで、日本人が世界に誇れる人がいたということを同世代の人に広めていきたいなと思っています。
困難に直面する今だからこそ、先人の行いから学ぶ
は)このCFへの想いを教えてください。
ゆ)このCFに対する想いは2つあります。
まずは旅行会社で働く者として、記念館を守ることで訪れた人の思い出をなくさないようにできたらいいなと考えています。同じ1つの観光地でも、訪ねる人の思いはそれぞれ異なりますからね。
それに、記念館を残すのも目標ですが、私たちの取り組みを1つのモデルに、ほかに存続が危ぶまれる施設などを守ろうと活動する人たちが出るきっかけになったら嬉しいです。
もう一つは、人種差別に対しての想いです。
どの時代にもなくなるのが難しい問題ですが、杉原さんの行動を知ることで少しでも心に響いて欲しいです。
人道的な行いを知ることで、人種差別をなくそうと思ったり、そう思った人から派生して広がって行ったらいいなと思います。
は)メンバーそれぞれが様々な未来を見ながら取り組んだCFは無事目標金額を達成し、本日、企画最終日を迎えることができました。皆さまのおかげです!本当にありがとうございます!
ひとまず支援金の募集は本日で締め切りとなりますが、リトアニアの記念館への報告やリターンの発送、支援してくださった皆さんから記念館へのメッセージのご協力など、まだまだみなさんに報告したいことがいっぱいです。
ぜひ、このnoteをフォローして、続報をお待ちください!
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