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悲しみの種類

今日はいつもとは違う音楽にはあまり関係のない話。
朝バイトを終えて家に向かいながら音楽を聴きながら涙した。ふと「悲しみの種類」について考えてしまった。
なんだか心の弱い自分がこの世界で生きていくのはもう限界なのかもしれない、そう感じてしまった。

年を明けてから嬉しかったことよりも悲しかったことを思い出す。なんでだろうね、毎日悲しみの大雨に濡れて、浸かってる気分。涙も溢れて止まらないし、止められないし。涙を流して自分の苦しみに気付く、というか苦しいことに気付いていても見て見ぬふりをする。そうしないと自分を保てなくなるから。
嫌でも時間は過ぎていく、勝手に時計の針が進んでく、「止まれよ」なんて言ったところで止まるわけがない。でも時には立ち止まることも必要らしい。多分。
だから今日はバイトを終えてからずっと寝込んでいる。SNSをお休みしているわけだけど、やっぱり気になって覗いてしまう。ある方が載せてたある曲、気になって聴いてみた。ボロボロになって泣いてしまった、寝転びながら携帯を横画面にしてMVを見た。右目から出た涙がスーーっと左へ流れていき左目を通って右目と左目から出た涙の大粒が枕に染みてく。昼間からなんで泣いてるのやら。

ある曲ってのがこの曲。

そう、バイト終わってから泣いてしまった理由はお客さんに強めの口調で受け答えされたから。私は喫茶店で働いていて、そのお店で1人ワンオーダー制だからお客さんには必ず注文をしてもらうことをお願いしている。先に入店されて食事をされていたお客さんのお連れ様が途中から入店されて注文を取りに行ったら「大丈夫です」と言われた。「おひとり様ワンオーダー制となっておりますので…」と伝えたら「タバコ吸ったらすぐ帰るから!」と強く言われて心がギュッと縮こまって怖くなって声も出なかった。先に来てたお客さんと合流するためにお店に来られたんだろう、すぐ帰るなら、、と思っていたら結局違う店員さん(私の先輩)に注文を頼んでて、なんだか悲しくなった。さっき自分はなんで強く当られたんだろう、弱そうな見た目だから?女だから?学生で若いから?年下だから?負の感情が脳内をえぐり回った。一対複数人、勝ち負けとかそういうのじゃなくてさ、圧を感じるよ。声を発したのが1人だったとしても。その場では涙を堪えたから帰り道に溢れてしまった。

悲しいことってなんでこんなにも重なるんだろう。人の不幸も自分の事のように感じてしまう私は人の何倍も悲しみに溢れた生活を送っている。感情移入しやすいから、生き辛い。もう2年もあのウイルスに悩まされてる。最近身近にも増えてきた。自分がまだ感染していないのがおかしいと思うようになった。「大切な人たちが笑顔で過ごせますように。頑張れますように。あの子が早く元気になりますように。」と昨日伏見稲荷大社に行ってお参りしてきた。

少し音楽の話をしようかな、今日バイト終わり家に帰る途中聴いてた曲が THE BOYS&GIRLSの「くだらない雨」今日は雨降ってたから。雨が好きな人ってあんまりいないだろう、きっと。でも雨は必要だから、降るなよ!!と思う時もあるけど思っちゃいけないんだな。きっと雨が好きな人の理由には歌詞にも出てくるように「水たまりが好き」だったり「相合傘できる」とか「可愛い傘をさせる」や「雨の音が好き」だったりする理由かな。なんだかこの曲の切なさに涙してしまった。雨の思い出はなんだろう、好きな人と相合傘って最高じゃない?距離近いし緊張してないフリした、傘持ってくれたの嬉しかったな。雨の中重たい荷物を持って練習試合に行ったこととか、傘持ってプリクラ撮ったり、雨って意外と青春させてくれる。まぁでもやっぱ雨はヤだな。

また改めて文章にするつもりだけど、3月11日栃木という国へ行ってきた。秋山黄色さんの誕生日に、地元栃木でワンマンライブ。こりゃあ行くしかない!京都から東京まで夜行バスに乗り、東京から栃木まで電車で約3時間かけて行ってきたよ。聖地巡礼したり、楽しかった。ライブではある曲で泣いてしまった。ボッロボロに泣いた。自分の心が限界だったのに気付いた。照明もめちゃくちゃ綺麗だったなあ。黄色さんのMCに何度も涙してしまった。前回のアルバムは「全部忘れてやる」って気持ちで作ったものたち、今回のアルバムは「全部受け止める」って気持ちで作ったものなんだって。それを聞いてから聴く曲たちにまた涙してしまった。悲しみの雨に打たれながら彼も過ごしてたんだろう、だからこそ生まれた曲も音も言葉も全部全部が暗いものではなくてだんだんと明るいものに変わってってる。光の見えない私に光を与えてくれた、少し前を向けるようになった。また救われちゃったよ、みたいな夜。更新されてく日々。

3月16日、延期になったWOMCADOLE主催のUNITED SHIGAへ。一緒に見る予定だった人がウイルスに感染しちゃって、来れなくなったって2日くらい前に連絡が来て朝バイト前にLINEを見て泣いてしまった。誰も悪くないからこそ悔しい、なんで大切な人を苦しめるんだって思ってしまった。就活のこともあったり、なんだか色々苦しくてライブ前友達と一緒にいたけど気分が上がりきらなかった。少し心配させてしまった、心配する困り顔に気付いていたのに気付いていないふりをした。空元気すらできなかった。大好きな人達のライブだ、一緒に見る予定だった人の分も楽しまないと!そう思ってライブを見ていた。でも、ほんとに不運が重なる。私は貧血になりやすい、偶然その日1組目のアーティストの中盤で貧血で目眩と立ちくらみに襲われてしまった。このままここにいたらダメだと思い視界がぼやけていく中なんとか後ろまで下がった、角にぶつかってバーカウンターまで来れたことを察した。もうこれ以上立てない、そう思ってしゃがみこんでしまった。情けなくて、悔しくて、怖くて堪らなかった。このまんま死んじまうんじゃないかって思ってしまった。大袈裟だよな。ほんと。しゃがみこんですぐ優しく肩を叩いて「大丈夫?」と声をかけてくれた人がいた。視界がぼやけていたから顔がしっかり判断できなかったけどあの優しい声とあの髪型はWOMCADOLEのボーカル、樋口さんだった。意識が朦朧としていた私は何も言えず頷くことしか出来なかった、全然大丈夫じゃないけど、大丈夫って言うことしか出来なかった。その後すぐにスタッフさんが声をかけてくれて外まで連れて行ってくれてお水をくれたり椅子を用意してくださったり、めちゃくちゃ迷惑をかけてしまった。あとからそのスタッフさんの服を見たら私が途中で抜けてしまった方のグッズの服だった。ライブ見たかっただろうに、、ほんとに申し訳ないことをしてしまった。1人反省会。外の空気を浴びて何とか復活して1組目のアーティストさんのライブも終わったし中に戻ろうとした時出演者の皆さんがライブハウスから出てきた。下を向いて、皆さんが出るのを待ってたら樋口さんが「大丈夫だった?」と声をかけてくれた。やっと「大丈夫です。ありがとうございます。」と声を出せた。優しさに溢れたライブハウスだった。このご時世で、しかも体調不良の私に声をかけてくれてお世話までしてくれた方たち、私も優しい人になりたい。状況も状況だけど、人を助けるってこと常に頭のどこかにしまっておかないとな。助けてもらった分、次は自分が。本当に樋口さんとスタッフさんありがとうございました。

ライブハウスに戻れたもののまた倒れたらどうしようとか周りのお客さんにあの人もしかしたら、、(感染者なのでは、、)と思われるのが怖くて帰ろうか迷った。結局最後まで残って楽しむことが出来たけど心も体も不安定だった。全力では楽しめなかった、でも4組の出演者の皆さんの音楽と言葉に心底救われた。来れてよかった。滋賀には最高にかっこいい人達がいるよ。Hyugaさん、The Over Sensation、climbgrow、WOMCADOLEありがとうございました。

樋口さんが「気負いせんでいい」とMCで言ってくれて心が少し軽くなった。心がしんどくて辛くて、インスタで自分の現状を吐き出した時に「気負いしすぎずにゆっくりして」と言ってくれた人がいた。その人がこの日一緒にライブを見る予定だった人。あの日くれた言葉を思い出して、泣いてしまった。ここで言葉が重なるなんて、隣でこの言葉を聞きたかった。この話はまた会えた時にしよう。はやく良くなりますように。


心も体もボロボロ、毎日泣いてるけど生きなきゃな。
ライブ後友達がずっと一緒にいてくれた。「ライブ後〇〇(私)を1人にしたらうじうじして泣いてそうやし一緒にいようと思って」と言ってくれた。酔っぱらいがよ、嬉しかったよ、泣くの何回も堪えてた。元気にさせようとしてくれてたよね、ありがとう。

今の自分は誰も元気にできないし気を使わせてしまうから少し1人になるべきなのかも、1人は好きだけど嫌いだな。どっちだよって感じだけど。くたびれたぐらいが丁度いいや人生。「痛いってことは生きてるってこと」そう言ってくれてた。私のヒーローがね。泣いて目がパンパンに腫れてるや、気圧のせいで頭痛もね、きついね。やらないといけないこと沢山だけど今日は体を休めようと思う。

悲しいことよりも嬉しいこと見つけられますように。楽しいこと見つけられますように。私の大切な人たちが悲しみの雨に打たれませんように。悲しみの種類が増えませんように、どうか少なくあって欲しい。

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