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アフガニスタン女性判事のSDGs

2021年8月末でアメリカ軍がアフガニスタンから完全撤退し、その動きに合わせてイスラム原理主義勢力のタリバンが政権を奪取しました。

そのタリバン政権下のアフガニスタンで、女性の裁判官とその家族が生命の危機に瀕しています。

アメリカが2001年の同時多発テロをきっかけにアフガニスタンに侵攻しタリバン政権を打倒してからの20年間で約270人の女性が判事を務めました。

この女性判事らは、「旧タリバン政権時代のイスラム原理主義にもとづいた女性蔑視による家庭内暴力やレイプ事件、人身売買等の犯罪」に対して女性の権利を守るための裁判を担当していました。

女性判事らは、タリバンの構成員を含む多くの犯罪者に「女性の権利を侵害した罪」で有罪判決を言い渡し、刑務所へ送ってきました。

アメリカ軍の撤退後にタリバンが再び政権を掌握すると、「タリバンの構成員かどうかに関わらず全ての犯罪者を刑務所から解放」しました。

そして解放された「女性の権利侵害で女性判事から有罪とされた犯罪者」が、報復のために女性判事の職場や自宅を襲い殺害したり、脅迫するという事件が発生しています。

イギリス人弁護士のチームにより、100人以上の女性判事とその家族がイギリスに避難することができましたが、まだ多くの女性判事とその家族がアフガニスタンで身を潜めて逃げ続けています。

アフガニスタンの首都カブールの陥落時には、日本大使館で働いていたアフガニスタン人職員とその家族500人が日本への退避を希望しました。2021年10月末の時点の情報で約半数の人達が日本に退避しています。

私の考えとしては、女性判事の様な有能な難民で日本への退避を望む人は、積極的に受け入れるべきだと思います。

日本でアフガニスタンの全ての難民を受け入れることは難しくても、国際的に問題視されている女性判事の難民(残り約100人と家族)については支援できると思います。StaySDGs!!
#sdgs  #アフガニスタン#女性判事 

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