京都二条に1泊|月15万円の自炊日記#146
セーターを現地調達
11時ぴったりに新大阪に到着。
天気予報を確認し、今シーズン初のトレンチを着込んで家を出たが、中はペラペラのカットソー1枚なのでめちゃくちゃ寒い。
鼻水がとまらないので、服を買おうと最寄りの大阪駅でルクア イーレ店に入る。ユニクロで手ごろな服を選ぶつもりであったが、成り行きで入口付近のショップで普段は選ばないブルーのニットを買ってしまった。
お会計14,000円也。
これも何かの縁だから、秋冬にたくさん着よう。
今回はとあるイベントのレポート。
その筋に詳しい社員が来るはずだったのに、勝手に遊びに行ってしまった(怒)。
仕方ないので、私一人で約10人に話を聞いてまわる。
同行したライターさん、カメラマンさんが機転を利かせてくれたので、その筋ではない私でもどうにか乗り越えられた。
20年以上、同じ業種で働いているので、どうにかできるものだ。
でも……。疲れた。
正午から始まり、20時過ぎにすべての取材が終了。
新幹線から降りてから、水しか飲んでいない。お腹空いた。なんか食べたい。
京都に移動
お腹は空いたが、すぐには食事にありつけない。
最近、大阪のホテルの高騰が激しく、枕のニオイが気になるホテルに1万以上払うのはバカバカしく感じたので、今回は京都のホテルを予約したのだ。
京都と一口に言っても範囲は広いが、今回は二条を選択。
Google Mapで見ていた時は気づかなかったが、京都駅から二条までの距離は結構ある。
夜分へとへとになった脚をひきずり、PCやら書類やらを詰め込んだバッグを担いで歩くのはムリそうなので、山科で東西線に乗り換えて二条駅にたどり着いた。
今日のホテルは駅を降りてすぐそこ。
素泊まりで22,000円(高い……)だったが、ポイントを使い15,000円也。
会社の手当からはみ出る分は自腹となるが、大阪に泊まるよりええやろ。
二条に着いた時間はすでに22時近かったので、コンビニ飯、もしくは深夜まで営業している天下一品(未体験)に立ち寄ろうかとも思ったが、ちょうどホテルの隣のイタリアンが営業しているようだったので、一か八か駆け込んでみたら、快く受け入れてくれた。
モレッティを飲みながらほっと一息。
カウンターの向こう側に視線をやると、シェフが丁寧に調理してくれているのが伝わってきた。
お願いしたいお料理はどれもこれも美味しいので、結局、グラスで白ワイン3杯をくいくい飲んだ。
お会計7,000円也。
おそらく20代と思われる若い男女2人が調理・接客を担当していて、前菜を盛り付けたり、お肉を焼いたり、ワインの説明をしてくれる姿がすごく誠実だった。
こんな夜中に駆け込んだのに、いいお店に巡り合えてよかった。
コンビニ飯では疲れはとれないからね。
あこがれの『てっさい堂』
店を出て隣のホテルにチェックイン。
こういうとき、ついついコンビニでビールやレモンサワーを買いたくなるが、寝酒すると目覚めが悪いので、水だけにしておいたが、翌朝、自分の懸命さを実感することになる。
大浴場で体を洗い流し、今日買ったばかりのニットと靴下をコインランドリーで洗い、シモンズのベッドでぐっすり眠った。
なんだかニットは縮んだ気がするけど、まいっか、と開き直る。
素泊まりで定価2万超えのこのホテル。さすがに枕は臭くなかったが、スリッパが使い捨てではないのがいまいちだった。
どんなに除菌されているとはいえ、他人のはいたスリッパは気持ち悪い。結局、部屋のなかでは、スリッパをはかずに靴下で歩いていた。
翌朝、エスプレッソだけ飲んで、10時過ぎにチェックアウト。
前から京都で行ってみたかった店があった。
私は最近、すっかり和食器にはまっているが、とあるインテリアショップで店員のおじさまに古伊万里のプチ講座を受けてから(軽く30分)、アンティーク食器の聖地『てっさい堂』を見ておきたかったのだ。
このお店は、オシャレ芸能人やインスタグラマーが散々紹介しているので、説明は省略。
店内は撮影禁止なので、写真はないが、圧倒されるさすがの品揃えだった。
来店前は気に入ったら豆皿でも買おっかなーなんて呑気に構えていたが、実際の値段を見たらびびった。
どうやら、私には古伊万里はまだ早すぎるらしい。
そんなわけで、古伊万里には手が出なかったが、アンティークではない箸置きが手ごろな値段(数百円)で販売されていたので、いくつか購入。私的には十分満足。
鴨川
この日は日曜日。
まだ正午前で時間は十分あるが、超オーバーツーリズム状態の京都をうろうろする気にはとてもなれない。
ランチぐらいは食べようかとも思ったが、お腹も空いていないので、結局、鴨川沿いの喫茶店でコーヒーフロートだけ頼んだ。
錦市場ものぞいたが、おそろしい数の人間で渋滞していたので、早々に退散。
唯一、乾物屋さんで栗とドライフルーツだけはゲットしてきた。
京都駅
帰ると決めたら、私の行動は速い。
スマートEXで新幹線の時間を早め、超速で駅に向かった。
予想よりずっと早く駅に到着し、発車まで15分あるので、駅でお土産を購入。
私が京都土産で一番好きなのは、八つ橋でもなく、抹茶時のお菓子でもなく、これ。
このほか、日本酒2合瓶を3本を買い、いい重さになった紙袋を抱えてのぞみに乗車。
観光も京都らしいグルメもなかったが、充実した気分だった。
よく仕事して、よく食べて、よく寝て、よく歩いた。
さよなら京都。
こんなに混んでるなら、しばらく近づかないよ。
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