実は持っていない話
運転免許を持っていない。何故か、私は今まで曖昧にこう返していた。
「あー、あんま車乗る機会ないから…」
間違ってはいない。確かに独身時代、なるべく駅の近くを選んで住んでいたおかげで、車を必要とする機会はほぼなかった。
しかし、本当の理由は違う。あまりに格好悪いので封印していたが、noteに書くことでこのエピソードを供養しようと思う。
実は、大学生時代に親に高い金を払わせ教習所には通っていたのだ。しかも卒検にも受かり、後は本免を受ければ終わりというところまできていた。
それなのに何故、why?私は今免許を持っていないのか、それには実にシンプルかつマヌケな理由がある。
マヌケ「え、本免受けられる有効期間1年もあんの?!余裕じゃーん!!!」←これ。
そう、
放置していたら有効期限が余裕で切れていたのである。
マヌケ「 有効期限が…切れているだと…?」
ことの重大さに気付いた当時の私は気が動転し、その当時付き合ってまもなかった現夫に電話したような気がする。恐らく親に怒られる前に慰めてもらおうとしたのだ。
私「免許!やばい!有効期限!お金!終わった!やべぇ!!」←動転してて日本語が紡げない
彼「落ち着いて!お金をドブに捨てたことは分かった!がんばれ!!忙しいから!じゃ!!」
即座に理解してくれたけど、適当に応援されて即座に切られたことも思い出した。なんて奴だ。
そんなわけで、私は運転免許を持っていない。しかしながら、今や双子のお母さん。
今後車の免許を持っていた方が何かと便利だろうと、つい最近夫に免許の取得について相談してみた。
夫「便利をとるか、人命をとるか。わかるね?」
ここ13年の付き合いで、私に車の運転をさせると死人が出るという結論に達したらしい。
概ね正解なので、私は恐らくこれからも運転免許を持つことはないと思う。
人の金で美味しいお茶が飲みたいです。 (こうゆうところがホントにダメ)