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イタリア新婚旅行編#4ヴェネツィア・フィレンツェ

2023年10月31日。
おはよう、ヴェネツィア。

イタリアの天気予報は当てにならない。
というか、変わりやすいらしい。今日は晴れた。

サンタ・ルチーア駅から水上バスに乗り、ムラーノ島を目指す。ガラス細工が有名らしい。

到着してまず目に入るのは、可愛らしい建物。
教会やお土産物屋など、散歩にちょうど良い。

今日の夕方にはフィレンツェへ向かう予定だ。
ブラーノ島というのも有名らしいが、またの機会にする。絶対にまたヴェネツィアを訪れたい。

本島に戻り、いよいよゴンドラに乗る。
インターネットの情報によると、ぼったくりも横行しているらしいので、慎重に選ぶ。
しっかりと料金を確認し、信頼できそうなお兄さんに決めた。

豪華なゴンドラは、緩急をつけて進んでいく。
素敵なお兄さんは名所を説明しながら、カメラを向けるとノリノリで歌ってくれる。
運河側からの街並みを眺めると、ヴェネツィアの生活感を見ることができる。

橋の上から人々が手を振ってくれる。
とても幸せな時間だった。
記念撮影をして、お兄さんと別れる。

朝から動いていたので、時刻はまだ正午過ぎ。
ヴェネツィアでは最後の食事となるランチだ。

やはりイカ墨パスタを食べておきたい。
海老トマトパスタも頼み、妻とシェアした。

お土産をたくさん買って、ホテルのエントランスに置いたキャリーケースを取りに行く。
駅に向かう妻の姿がかっこいい。
すっかり旅に慣れた様子だ。

フィレンツェ行きの電車は、TRENITALIA(トレニタリア)となった。
妻はうたた寝を繰り返している。

花の都フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着したのは、まもなく18時を迎えようとしていた頃。すでに日は落ちていた。

ヴェッキオ宮殿のあるシニョーリア広場を目指す。徒歩で10分くらいだった。フィレンツェの宿はこのすぐ近くだ。

広場はキラキラしていた。
妻が「なんかくさい」というと、それは馬車だった。

荷物が大きいので、まずはチェックインだ。
この広場を囲む建物の一室、「Relais Piazza Signoria」に泊まる。
事務所で鍵を受け取るシステムだが、17時以降はスタッフがいないため、ポストから暗証番号で鍵を取り出す。

部屋の前に着くと、恒例の鍵問題に直面した。
ローマでの教訓からフルパワーで押すが、びくともしない。

今回はスタッフもいないため、さすがに焦った。もちろん事務所も閉まっており、電話をかけても意味がない。

15分は格闘しただろうか。
試行錯誤を繰り返す。もう汗だくだ。

妻が突然ダッシュで階段を降りていく。
人影を見つけたらしい。

数分すると、中国人と思われる女性が妻と一緒に現れた。
妻はジェスチャーを交えて必死で説明してくれたらしく、その女性は扉の前に立った。

ピッキングのように鍵穴の音を聞きながら、今だ!と言わんばかりに突然、扉を押した。
開いた。歓喜の瞬間である。

一応コツを教えてもらったが、不安しかない。
中から開けられるよう妻に部屋に入ってもらい、練習してみる。なんとかなりそうだ。

助けてくれた女性はもちろん、
妻の大ファインプレーだ。
勇気ある行動と視野の広さ。
心から感謝する。ありがとう。

やっと部屋に入れた。広い。
そして眺望が最高だ。

時刻は20時。
ロケーションが良いので、今日は部屋での食事にする。最高だ。

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