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フィンランドで一番古いサウナ「ラヤポルティン」に行ってきた

サウナ―の皆さん、こんにちは!
2023年秋オープン予定「サウナヨーガン福岡天神」、スタッフの田中です。

先日サウナの事をもっと知るために、フィランドへ行って参りました。
今回は、フィンランドで最も古いサウナ。
「ラヤポルティンのサウナ」を体験してきたので、noteにまとめていきます。

「ラヤポルティンサウナ」は、もともと商店とパン屋を営んでいた夫婦が、1906年創業した老舗サウナです。
創業当初から1965年まで、二代にわたる家族経営が続いていました。
ですが、公衆サウナの経営が厳しくなっていた1960年代に、二代目の家族に続いた不幸や病が追い打ちをかけ、家族経営体制はついにたちゆかなくなってしまいました。

ところが、近所に住む一人の中年女性が動きました。
母親が働いていたり、自身も幼少期からの常連客ってこともあり、なんとしても「自分と地域住民の愛すべき浴場を守りたい」という強い思いから「新オーナー」に就き、未経験のサウナ経営に着手したのです!

そんな彼女も、1977年には不治の病に侵された夫の看病が原因で経営を手放すことになります。そしてサウナは再び「新オーナー志願者」の手にわたっていきます。
こうして「家族経営」から「サウナ存続を願う人へ」と、どんどん引き継がれてきたのです。
オーナーがいない期間もあったりして、約2年間ストーブが温められることが無かったり、一時は取り壊しの話にもなったりしたそうです‥‥‥
が、近隣住民が「もう一度自分たちの手でこの巨大ストーブを温めよう」と呼びかけ、多くの志願者が集まったと言います。
地元の人達に愛された「ラヤポルティンサウナ」は、経営リレーによって、運営が続いてきました。

ラヤポルティンサウナの外観

入口の門をくぐると、左に「カフェ」右手には「サウナ棟」。
サウナは1906年の創業以来ほとんど変わっていない。
レトロな感じがとても素敵です。
早速、サウナ棟へ。

サウナ棟 入口

入ってすぐ、可愛らしい小さな窓。ここが「受付」です。
ここからスタッフが顔出します。
右に「男性更衣室」、左に「女性更衣室」と分かれています。

受付

更衣室には、歴史を感じられるベンチが置いてありました。
ベンチやハンガーフックなど、緑色に統一されていました。

更衣室①
更衣室②

いよいよ最古のサウナ室へ。
サウナ室は、「1階」と「ロフト」みたいな2階構造になっており
「1階」は洗い場
「ロフト」でサウナを楽しみます。

洗い場

中に入るとすぐ左側に、巨大サウナストーブが!!
この巨大サウナストーブが男性風呂と女性風呂の間にあり、仕切り(壁)として立っています。
(大きい声を出すと、隣の女性風呂まで声が届きます。)

洗い場は、シャワーがありません。
かけ湯で体を流していきます。
お湯を溜めている場所も女性風呂と繋がっていて、同じお湯を使います。

お湯が溜っている場所

洗身後は、階段をのぼりロフト部分へ。
9人ぐらい座れる、コの字型のベンチがありました。
天井との距離が近く、温かい蒸気が天井付近にあり、熱がこもっています。

ロフト部分に置いてある、サウナベンチ

もっと熱くしたい場合は、1階に降りてロウリュをします。
ストーブの蓋を開けて、頭の高さまで、柄杓を持ちあげて、ロウリュしていきます。(またこの柄杓が重いんです。)
蒸気の出口は両室につながっているので、どちら側からロウリュをしても、双方のサウナ室に力強い蒸気が行き渡ります。

ロフトからのアングル

ロフト部分が一気に熱くなります。ただ息苦しさはあまりありません。
ここのサウナ室は、サウナストーブの位置、空気の出し入れ、座る位置などかなり細かい点まで巧妙に作られているそうです。

そして大量に汗をかいた後は、中庭に行きます!

日本だと、サウナ後は「水風呂」からの「外気浴」。
この温冷交互浴の快感が好きで、サウナにハマる方がほとんどです。

が、フィンランドはそもそも「水風呂」というものがありません。
フィンランド人は必ずこの快感を求めてサウナに入るわけではありません。

ですのでサウナ後は、バスタオル1枚まとい、中庭へ。
男女12人ぐらいが腰がけられるスペースがあり、ここでだらーっと座り
談笑する時間が心地よかったです。

中庭①

水風呂にも入っていないのに
ただ、ベンチに座ってるだけなのに
涼しい風を感じているだけなのに
こんなにも心地良いとは‥‥‥

確かにこれだと「水風呂は必要ないな」と思い、少しだけフィンランド人の気持ちが分かりました。この感覚は日本だと味わえないので、とても新鮮でした。

中庭②

最後、隣のカフェに行き、サウナグッズを購入。
サウナハットやTシャツ、ポストカードなどがあり、一緒に行った方々もみんながこぞって買っていました。
コチラも歴史を感じられるようなカフェで、サウナを表現しているステンドガラスが印象的でした。

壁にかかっていた写真
(今までの歴史を見ることができる)
壁にかかっていた写真
(今までの歴史を見ることができる)
サウナを表現しているステンドガラス

現在建設中の「サウナヨーガン福岡天神」は、水風呂に入らずとも、ととのえる外気浴スペースを検討中です。
最新情報や工事の進捗状況をホームページやSNSで発信しておりますので、是非チェックしていただけると嬉しいです♪

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