住宅ローン審査を断られた話
これまでにも住宅ローンについていくつかの記事を書いてきましたが、今回は住宅ローンの厳しい側面についてお送りします。仕事選びの重要さを痛感した出来事です。
過去の住宅ローンとサウナ関係の記事はこちらから。
予算の決め方
マイホームについて検討し始めたとき、最初の問題は予算です。検討し始めた当初は当然、誰だってどの程度の予算なのかわかりません。
予算を決めるためには、現在の収入が一番の目安ではありますが、いったいいくらまで借りられて、いくらなら無理なく返せるのか、ということを考える必要があります。
ハウスメーカーからも「年収の何倍くらいですよ」や「このあたりのエリアなら○○○○万円くらいです」という話はされますが、いずれにしても住宅ローンの仮審査でいくらまで承認されているか、というのが話を進める上では重要になってきます。当然、払える額がいくらかという話はそれとは別なので、ファイナンシャルプランナーに相談するなどして考える必要があります。
それはさておき、良い土地が見つかったから申込みをするなど、話を進める必要がありますが、現金で払えないのに住宅ローンの仮審査も通っていないのでは、土地の購入を申し込んだところでおそらく受け付けられません。
仮審査を受けよう
家を検討するためにはまず、いくら借りられるのかを知る必要があると思い、受託ローンの仮審査を受けることにしました。手始めに、Googleで住宅ローンなどと検索し、某赤い銀行の住宅ローンの事前審査を受けることにしました。
ネットでの申込みは手続きがよくわからなかったため、ネットで窓口の予約を取りました。そして、後日、住宅ローン担当の方から電話で事前にいくつか確認があり、そして窓口で出向くことになります。
事前確認の電話
ネットで窓口の予約が完了した数日後、銀行の担当者から電話がありました。電話で確認されたのは予定しているマイホームの概要や職業などが中心でした。
電話で確認された主な事項は、
・戸建かマンションか?
・新築か中古か?
・目当ての物件はあるか?
・見積額はいくらか?
・職業は?
などでしたが、ここで問題が発生しました。
予約キャンセルへ
職業について話したところで、
ローンの窓口に来ていただいても、相談に乗ることができません
という回答をいただきました。
というのも、妻は正社員ですが、夫は契約社員なのです。野球選手やサッカー選手ではありませんが、契約社員が多い職業です。具体的にはここには書きませんが、この業界の30代のほとんどは契約社員という特殊な業界です。年収はさほど低いわけではありませんが、某赤い銀行は事情がどうであれ、契約社員というだけで門前払いでした。
では、どうやってローンを組むか?
そういうわけで、マイホームの話を進めるとかどうこう以前に門前払いにあってしまいました。どうやら普通に個人で住宅ローンの審査に申し込もうとしても、契約社員である以上、相手にすらされないようです。昨今の情勢や雇用の流動性を高めようとする政策などを考えると、同様に厳しい状況に置かれる人は多そうです。
そこで、どうしたのかというのがこの記事の重要なポイントです。
住友林業の担当者を通してローンの審査をお願いしました。同じようにローンの審査をするにしても、素人がやるよりもプロがやる方がいろいろと都合の良いことやコツがあるだろうと考えました。そして、誰にお金を貸すかをシビアに見極めようとしている銀行に、素人が直接行くよりも、家を売りたいと思っている人に仲介してもらった方が間違いないだろうと考えたのです。素人がなぜ契約社員なのかを説明するよりも、いろいろな人の担当をして経験のあるハウスメーカーから説明してもらった方が説得力のある説明ができそうです。
住友林業を通じて審査を依頼した結果、2つの銀行から希望通りの額で事前審査の承認を得ることができました。困ったときはプロに任せるということの大切さと正社員の社会的信用の強さを学んだ出来事でした。雇用の流動化などと言われているのに、事情を問わず正社員じゃないと銀行から相手にされないなんて、世知辛いですね。
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