グッバイロンリーボーイ(途中まで飛ばしてください)
以下、タイトル
グッバイロンリーボーイ
19歳くらいの頃にようやく、自分が服が好きだと気づいた気がする 初めて大枚叩いて買ったブランドの服はlonely/論理で、
尾崎豊をサンプリングしたグラフィックが背面に入ったイカしたパーカーだった。多分定価は12000円くらい。
日本語や日本モチーフのグラフィックは軒並みダサいものが多いが(主観)、ジャポニズム✖︎ストリートファッションというコンセプト通り、それは強いメッセージ性と共に高次元でまとめられていて、斬新でかっこよかった。なにより「孤独(ロンリー)」が良かった。1人でも強くやっていくぜ、という心構え。友達居なかったおれに優しくしてくれた気がした。
やってることもめちゃくちゃで、supremeの無地Tシャツにオリジナルのプリントをして売ったり、lonelyのパクリブランドを自作自演で運営したりしていた。
それからストリートファッションに興味が出て、lonelyを中心にスニーカーやヒップホップカルチャーまで色々調べて知った気になっていた。ニューエラを被ったりもしていた。たぶん、学校では変な服着てる痛いヤツとして認識されていただろう
そしてその時買ったほとんどの服を売ってきた。先週くらいに。(前も書いたけど)結局心の底ではストリートファッションが好きなわけではないことに気がついてしまった。ゲットー生まれでもなければスケボーに憧れるわけでもなく、タフでなんぼのこの世界でさ、ラフでどこまで行けるかな…の精神では相当な度胸がないといけない。
だってヤンキー怖いし。リアルにはなれないという昔から何度も経験したあきらめ。タッパもないし気持ちがレイムじゃモノホンプレイヤーになれないんだからやってもしょうがねえ
さようならlonely
ストリートファッションを教えてくれてありがとう おれは次へいくよ
結局、おれが孤独だと思ってたものは、ただのわがままだったってこと 友達いないんじゃなくておれが友達を振り回したり 思い通りに行かなかったら拗ねたりしてたってこと
孤独じゃなくて孤高に、lonelyじゃなくてonlyを目指します なんつってね…
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