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チャラカの不思議(2) 古代のなごり

毎朝、始発に乗って日本橋へむかい、朝7時から2時間みっちり、クリュシナ先生とチャラカの校正作業をやっています。

夜明けにおきて、一節づつ読んでいく作業は2000年前と同じですね。笑

2000年以上前の本が、いまだに役立つってスゴイことです!

でも、その古さゆえに、時々、アレレレレ??ということが起きます。

たとえば、長い文章がある時には、それが細かくわけられているのですが、こんな風に番号がふられています。

6節、7節、(1)、(2)、(3)8節、9節

7節のあとがいきなり(1)になるので、?????となるわけですが、これは、8節を(8ー1)(8ー2)(8ー3)と、わけたもので、最後の(8-4)にあたる部分だけが、シンプルに、8節と呼ばれています。ややこしいですね。

なんでこうなっているのか?

それは、チャラカが最初は書物ではなかったからです。

この本は、全編を暗記した医師たちが、口から耳へと口頭伝承で伝えてきたものなのです。

長い節の時には、今なにを聞いたのか、どこを吟唱したのか見失わないように、吟唱の最後に節番号を言うのです。

それをそのままヤシの葉っぱに写しとって書物にしたので、こういう順番になっているんですね。

さらに面白いのは、2ページくらいにまたがる長い節でも、このように分割していないところもあります。分割しているところをよくみると、話題に変化がある時なのです。つまり、そこで師匠が吟唱を止めて、解説を加えるべきところが分割されているんですね。

こんな風に、古典書をまるごと触っていると、古代の師弟たちの学びの風景がよみがえってきます。

そんなことを感じるためにも、アーユルヴェーダを愛する人には、ぜひ一度は、古典書をまるごと読んでみてもらいたいのです。

そのために、弊社では3年前から、翻訳者の加藤幸雄先生に、サンスクリットの原典からおこしたテキストで、一節ごとに解説をしてもらう授業を、オンラインで行なっています。

今月は、もうすでに12章になろうとしていますが、途中から入ることもできますし、1章1節から知りたい人のためには、過去の授業を全部見られるようにしてあります。

ライブで参加するのと同じ値段ですし、知りたい箇所にすぐ飛べる!目次とサーチ機能つきで、3ヶ月間みることができます。 

さらに、一章は11時間もあって長くて高いので、とっつき安くするために、3つにわけてお手頃価格にしておきました。まずは、最初から1つ聞いてみるのもいいと思いますし、こちらのブログから、知りたいことが書かれている章を選んではじめることもできます! 

4月から、なにか新しいことをはじめてみたいな、と思う方には是非オススメですよ!

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