寒冷前線とか、梅雨前線など、暖気団と寒気団が、地上部で接しているところを前線と呼びます。前線では、熱さと冷たさが触れあうので、雨が降ったり、風が吹いたりと、天気が乱れますね。
同じことが、カラダの中でもおきています。
暑い外から戻ってくると、クーラーのきいた室内は天国...だけれどもカラダは困ります。急に暑くなったり、寒くなったり、どっちよ?って混乱しちゃう。そして、コントロールできなくなって、急に鼻水が止まらなくなったり、自律神経がおかしくなった時の症状が出ます。
アグニも弱る。
カラダの一部にこれがおきる時はもっとシビア。
エアコンの真下に座って、首だけに冷気が強く吹き付けていたりすると、翌日はカチンカチンになって、回らなくなったりします。
これも、カラダの中で暑さと寒さがケンカして、わけわからなくなっている状態です。
こんな風になった時、どちらもヴァータの症状なので、まずは、温めます。なぜなら、それが自然だから。人間は恒温動物で、代謝によって熱を作り続けるのが自然なので、冷えてカチカチになったカラダは温める方へ流してやります。
特に、温かさと、油っぽさは、ヴァータの性質と反対なので、カチカチや痛みをゆるめてくれますので、オイルと熱を深くまで届けるPPS(ハーブボールによる施術)が役にたちます。でも、PPSの材料がなければ、ピチュです。コットンに熱した油を含ませて、湿布をするのがピチュ。
これだけでも大きな効果があります。やってみてください。
ま、それよりも、こんなカチカチ状態にならないことの方が大切。
カラダの内外に、前線をつくらないように、ご注意くださいね!
ちなみに、写真は、夏のインドで出回るキュウリの屋台。
キュウリは、食べるとカラダを冷やす力があるので、温度としては冷たくなくても、カラダに涼をもたらしてくれます。
しかし不必要に冷やしすぎたり、消化力の火を消さないように、塩とトウガラシなどのスパイスをつけて食べます。
ま、そのほうが美味しいからってのもあるんででしょうけどね^^
こんな風に、前線を作らず、ゆるやかに暑さを緩和していくといいですよね!
こういう季節の過ごし方の知恵は、Dr.アーシャの秋のリトチャリヤでどーぞ!
季節にあった暮らし方を学ぶ1ヶ月質問し放題の継続型講座