《寛容宿所松竹梅》「歳寒の花咲く前に」民泊映像企画🌳🎋🌸
こんにちは。宮下です。
本日、民泊映像企画最終弾を公開いたしました。
タイトルは「歳寒の花咲く前に」。
1泊2日役になりきった即興芝居、
年末年始のお供にお楽しみいただけますと幸いです。
▽こちらから是非▽
千葉の民泊施設《寛容宿所松竹梅》様を
舞台にした映像作品を☀️PR☀️に使用していただく
我々劇団土星の輪っかと
松竹梅様の共同作品制作企画です。
《寛容宿所松竹梅》様
▽これまでの記事はこちらから▽
「歳寒の花咲く前に」🌳*・
映画サークルの同期だった彼ら10人は、かおるの誘いで
ひさしぶりに集まることに。
千葉の民宿「松竹梅」で素敵な時間を過ごす彼ら。
『地球最後の日何をするーーーー?』
満天の星空の中、
かつて自分たちで作った映像の問いに思いを馳せる。
あなたは今日、隕石が落ちてきたら
後悔、しませんか?
宇宙の銀河を思わせる愛しい10人が描かれた
美しいフライヤーは土星作品のお馴染み覇気ちゃん。
制作過程などは改めて公開予定です。
フライヤー担当:覇気
「歳寒の花咲く前に」見どころ紹介🎋*・
見どころその①1人称視点のカメラワーク
作品の肝となっている映像は、近藤実佐輝さん演じる足立晴間(はるま)が回しているカメラです。
一人称視点の映像ですので、映像の美しさだけでなく細やかな感情の揺れなどもお楽しみいただけます。
また、それぞれがそれぞれの思いで映像や写真を残しています。
がっくんアングルは第1弾映像から🌟
わかなアングルはエンディングから🌟
櫻井赤煉さんが演じる若宮亜樹咲(あきら)
美写真に注目🌟
視点が違えば、見える景色も違う。
切り取り方で変わる印象の移りを是非ご堪能ください。
見どころその②陽木大地が奏でる音楽
劇中には、役者としても活躍してくれた陽木大地くんの楽曲が3曲登場します。「歳寒の花咲く前に」を彩るわくわくする彼の音色は必聴です。
▽書き下ろし主題歌MV(作品版)はこちらから▽
▽フル視聴はこちらから▽
見どころその③役で生きた証と、その後
作中には、実際に撮影現場でやりとりしていたラインの映像が組み込まれています。しっかりと役として1泊2日生きた証です。
エンディングクレジットも必見!
物語はラストの1秒まで続いておりますので
最後までごゆっくりご拝聴いただけますと幸いです。
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※注意※
ここから先は制作小話となっております。
作品の内容に言及したりしておりますので、よろしければ1度作品をご覧になったあとにご拝読いただけますと幸いです。
まだだよ!という方は是非、目次の部分から
「最後に」をご確認くださいませ。
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上記のとおり、ここから先は、編集をワンオペした(もちろん役者に都度意見をもらいつつ)宮下の独り言コーナーとなっております。
メッセージ性が強い文章を書いてしまいそうなのでちょっと怖くもありますが、あとがき感覚でご覧いただけますと助かります。よろしくどうぞ!
宮下の独り言① 星降る夜について🌟*・
劇中劇「星降る夜」。撮影は都内某所。
テーマは地球最後の日。
橘木叶織(かおる)と籾畑椎名(しいな)が企画し、
草下類衣(るい)が脚本
演出を市花弥宵(やよい)が担当した。
作中のキーになってくるこちらの映像ですが、役者の元山日菜子ちゃんが宮下に行ってくれた誕生日サプライズが着想のキッカケになっています。
▽詳しい記事はこちらから▽
「星降る夜」が、まるごと役としての思い出として昇華されて、松竹梅で劇中劇を見ているとき、間違いなく私は類衣だったなと感じます。土台作りの大切さが身にしみました。
松竹梅で口ずさんだ歌を、流れた涙のことを、私は一生忘れません。
撮影時期は同じ年のはずなのに
ちゃんと大学生にみえる。不思議。
レールは引いているとはいえ、即興劇なので演出である宮下としても、ディレクションが行き届いていない(それを良しとしていた)ところがあり、自分の頭の中で描いたものが、あとから「ああそういうことだったんだ」と思うことが多々あります。
それの顕著な例が「星降る夜」でした。
あてもなく夜の歌舞伎町を闊歩するもの大好きでしたが、季節が移ろい行くたびに訪れた井の頭公園も大好きでした。109もタピオカも嫌いでしたが、二人で歩いた東京が好きでした。なので京王線よりも中央線が好きでした。丸ノ内線は乗ったことがありません。でも椎名林檎は好きです。宮沢賢治も宮崎駿も。三鷹はいいとこですよね。許せないのはたったひとつ、何者にもなれない自分たちだったような気がします。
赤城萌絵(もえ)と穂坂和花奈(わかな)が劇中で演じた役は、類衣が自分と弥宵のことを描いていたんだなあと。
宮下の独り言② 即興の楽しさ🌟*・
萌絵を演じる三木美澄ちゃんの
ファインプレーてるてる坊主
「灰皿のレビューしてる」
しんみりとしたシーンから一転。
笑顔を引き出した山辺岳(がく)
を演じる真中悠くんに脱帽
シャッターチャンスに物が落ちるハプニング
笑顔を引き出したパート2
宮下の独り言 小ネタお気に入り🌟*・
どこかの配給会社かな?と思う
劇団ロゴの登場
気の利いた役回りをみせてくれた
籾畑椎名(しいな)役の矢島達也くん
彼の冒頭のNAはとてもお気に入りです
気づきましたか?(おそろいのカバン)
イメージカラーに合わせた服装
宮下の独り言 和花奈の背景とメッセージ🌟*・
和花奈のモデルは、前回記事で登場、イラスト協力いただいたkitsuneちゃんです。
~略歴~
岩手県出身 3・11を期に福岡へ
小さい頃から絵を描くことが大好き
震災で経験したことを元に、
大学時代、自身で作成した絵本の朗読会を
開催したりなど多彩で美しい女性です
▽詳しい記事はこちらから▽
震災で親を亡くした、と語る和花奈。
写真や映像や音楽や手紙、形になって残るものが
いつかの自分へはなむけになるように。
わたしが今回やりたかったことでした。
ここからはkitsuneちゃんと話したことの中で
宮下が忘れたくない会話を残しておきます。
■体験者と非体験者の意識の差を、悲観的に思う必要はないと今は思えてるけど、その境地に至るまでは時間がかかった。けれど、その差は責められないから難しい。
□最果タヒさんの詩を思い出した。「本棚で読んだ不幸を知らないのは不利だ、あなたになんかわからないと言われて言い返す権利が私にはない」
■だからまずは、周りの人が悲しい思いをしないように、っていう風に動こうという意識が学生時代から強くあった。
■講演会は防災意識が高い人しか来ないし、朗読劇は重い話を聞きたくない時もあるから、「絵本」はかなりいい媒体だった
(童話としてライトに人に伝えたいこと言える)
□フィルターって大事だよね、直接的なのが必ずしもいいとは限らないよね、演劇でもたまに思う、良さでもあるけど諸刃の剣、生身で何かを言うこと伝えることはとっても勇気がいる
■後悔しないようにって思うし、たぶん皆思っている、「被災前に戻れたら何をしますか」って質問で記事を書いたことあるけど忘れちゃった。自分が出来ているかって言われたら出来てないときもある。
□「わかっていること」を押し付けるんじゃなくて何か行動する/行動しているっていうのを大事にしたいね
最後に🌸*・
1泊2日、役ですごした即興芝居。
これにて完結。といいたいところですが、劇団のツイッターにて
前日譚をUPしていく予定です。
また、1泊2日分かつカメラ4・5台分の映像が残っておりますので
オフショット集を最後に、この企画を締め括りたいと思います。
2020年、生活様式が一変した激動の年。
作中に何度も登場した「隕石」は、地球を終わらせた原因でもあり同時に、次に繋がる何かのキーワードとして描きました。
そして、それはいろんなものに置き換えられるかと思います。
今できること、やるしかないのです。
おかげさまで、今回のことを面白がってくれている方からオファーがあり、次の作品に繋げていけそうです。
こうやって土星の輪は広がっていくのだ!!!!!
さて。
「本物」「偽者」の区別がつかなくなってきたのはいつからでしょう。
そもそも、そんな判断基準はわたしは持ち合わせていなかったのかもしれません。つむがれた言葉は全て繋がっていて、ああ、なにも無駄ではなかったと、そう思えていること、今日の星降る夜が美しいこと、それだけが真実です。
ここまでご拝読いただきまして誠にありがとうございました。
また別の宇宙でお会いしましょう!
寛容宿所松竹梅に幸あれ!
~撮影時の新型コロナウイルス感染対策について~
全て緊急事態宣言後の活動でございます。
当日に関しましては、マスクを外しての撮影、
松竹梅様の許可を得ております。
※外出する際はマスクを着用
また、検温を事前に行いこまめに換気と
アルコール消毒をしております。
~撮影時の新型コロナウイルス感染対策について~