NEUMANN(ノイマン)U87 と言えば、ちゃんとしたレコーディングスタジオには必ずあるマイク。
現行モデルは U87Ai。
僕の歌録りの時のメインマイクです。
僕は U87Ai の生音が凄く好きなんです。
特に 200~300Hz あたりの暖かさやふくよかさと、3~5kHz あたりの密度感が本当に好きで。10kHz あたりから上は特性が落ちていくのですけど、密度感はそのままある感じ。そのせいか全体的に音が暖かい感じがする。
単独でボーカルトラックを聴いてイニシャルの音作りをするときは EQ もほぼ掛けず、手コンプ+ほんの軽い倍音付加くらいで、もうそれ以上要りません、という気持ちになります。
もちろん、オケの中に入れてからは、EQ とコンプで叩いたりしていきますけど。それでもそのあたりは極少で済むマイクだ、と(個人的には)思っています。異論のある人も多いでしょうけどね。まぁ、これは好みとか、ジャンルの問題と絡むので。異論は他でお願いします笑。
この種の機材は、サウンドハウスさんが最安の場合が多いですが、ちなみにこの値段ですね。(STUDIO SET というのは、ショックマウントが付いてるセットですね。今回比較する WA87 R2 はこのスタイルで販売されています。)
まぁ、U87Ai は「ど定番」なので、もうこれ以上の説明は不要だと思います。さて、今回の話題の中心はこちら。
Warm Audio WA87 R2
では、その説明を Warm Audio 社の Web サイトの説明を読んでみましょう。
要するに、このマイクは、現行の U87Ai ではなく、60 年後半の U87 を再現したモデルということです。
まぁ、能書きはともかく凄いのはその値段。
同じくサウンドハウスさんで・・・
その差、38 万円。
U87Ai の値段で、WA87 R2 が6本半買えます。(「半」って?)
ま、こういうのは、レビューをどれだけ読んでも実際使ってみないと分からないので、買ってみることにしました。
(続く)