鬱屈を優しさで包む
というのが、こんな曲を聴いて思うことだ。
落ち込んでいたり
疲れきっているときに聴くと
耳からぬるりと入ってきて、縛り付ける。抱き締める。
そしてゆっくりと
底へ底へと落ちてゆく。
https://youtu.be/uv3NASp6BQc
なまうさぎ、音楽はほとんど歌詞を聞かないし見ない。
ボーカルが歌う言葉含めて メロディとして捉えている。
きっと作詞した人はがっかりするし、叩かれそう……ごめんなさい…
なまうさぎはシューゲイザーに分類される音楽とか、lofi-hip-hopとか、
「ゆったりしていてうるさい」とか「衣の多いエビフライ」みたいな音楽が好きだ。
あるモデルさんが
「シューゲイザーは母親の胎内の音」
みたいに言っていた。雑音のようでいて、暖かい音。
なんかわかる。
そしてなまうさぎ的には
雨の音とか海の音
川のせせらぎとかと同じように感じている。
咀嚼音ASMRとかね。
心臓がバクバクするような激しいロックも好きだけど
反対に
ゆったり漂うような 抑揚のない音楽も大好きだ。
今回は 去年知ってドハマりしたバンド
downy
を語っていきます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Downy_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)
まさに「抑揚なくゆったり漂う」イメージの曲が多い。
しかも日本語で歌っているはずなのに
何故か、英語かなんか多国語で歌っているように聴こえる。
その不思議な感じが、ぬったりとしたメロディと最高にマッチして
水の中で聴いているかのようである。
イメージね、イメージ。
洋楽って、言葉がわからないと「メロディ」として聴くじゃないですか(なまうさぎは)。それと一緒で、なにも考えずにさらりと聴ける。
心地よくて、ずっと聴いていたくて、何回も何回もリピートして聴いていた。ほんと中毒。
辛い毎日から逃れたくて、水の底に潜っていた。
downyの曲、特に大好きなのは上のリンクの曲
苒
これはほんとすごい。生温い水。
いつも助けられた。同時に、いつもうっすら病んでいたし死にたかった。
すごく気持ちいい、素晴らしい曲。
日々が嫌になって、病んでしまって、体はダルいのに叫びたくて、ぐるぐるして辛いあなた。
試しに一度、苒を聴いてみてほしい。
病んで病んで病みきって
どん底まで落ちたら、あとはゆっくり上がっていくから。
水面まで浮上していくから。
自分を傷つけなくても
優しい毒が、底まで沈めてくれるから。
生温い水が、体を浮かせてくれるから。