随筆 お茶のひととき
秋 (短歌)
並木なすいちょうのもみじ散り始め
吹き寄せられし道の明るむ
冷え込むも日差し未だに暖かく
いちょうもみじに映えて明るし
六分ほど並木色づき道の辺に
積もるいちょうの落ち葉あかるし
楽しみにしたる道辺の桜の木
今年はあまりもみじせぬらし
児と母の歩み来たらし並木路に
いちょうのもみじ散り敷いている
風立ちぬ 堀辰雄著 読後感
さわやかな文章です。
少し読み進めるうちに、ジブリアニメの”風立ちぬ”の原作であることが分かりました。
悲しい内容であるにもかかわらず、どこまでも爽やかです。
これは作者のご信仰の賜物なのでしょうか。
心に残る一冊です。
吾輩は猫である 夏目漱石著 読後感
擬人化された猫の視点から日常生活を描くという、ご存知の通りの、とてもユニークな物語です。猫の身になってみれば、こんなものかなと共感を覚えます。ひと通り楽しんで、これで終わりかなと思わせるところがございましたが、いやいや、さにあらず、そこから更にお話は延々と続くのです。とりとめのないお話が・・・・・。これが長編というものなのでしょう・・・。いやあ!ながかったです・・・。
一寸法師(少年探偵団)江戸川乱歩著
読後感
全編、怪しい雰囲気の漂った作品です。
これは、江戸川乱歩先生の作品すべてに共通したものかもしれません・・・・・。
謎の一寸法師。
少年探偵団の活躍や如何に・・・・・。
子供の頃にタイムスリップしました。
妖怪博士(少年探偵団)江戸川乱歩著
読後感
少年探偵団の活躍を、日頃から、いまいましく思っていた怪人二十面相は少年探偵団にお仕置きを試みますが、はたして、どうなりますか・・・・・。
洞窟での攻防もスリル満点です・・・。
子供の頃の読書が思い出されます。
おもかげ 堀辰雄著 読後感
読み進むうちに分かりましたが、これは、どうやら”風立ちぬ”の続編のようなのです。
そして、やはり、どこまでも爽やかな文章なのです。この爽やかさは、著者のお人柄なのでしょう・・・・・。
心惹かれる作品です・・・。
走れメロス 太宰治著 読後感
人を信じることのできない王の非を訴え、処刑されるメロス。
たった一人の妹の結婚式を挙げるため、三日間の猶予を願う。
そのために、友を身代わりにして・・・。
はたしてメロスは、処刑されるために、刑場に戻るのでしょうか・・・・・。
友は、王は、どうなるのでしょうか・・・。
蜘蛛の糸 芥川龍之介著 読後感
地獄で苦しむカンダダのもとへ、天国から一筋の蜘蛛の糸がおりてまいります。
その蜘蛛の糸をのぼり始めたカンダダ・・。
はたして、カンダダは地獄から天国へ行かれるのでしょうか・・・・・。
羅生門 芥川龍之介著 読後感
京の都といえば、絢爛豪華できらびやかなのでしょうが、ここに描かれている京の都は、恐ろしく荒れ果てて、魑魅魍魎の住むような、殺伐とした京の都なのです・・・・・。
藪の中 芥川龍之介著 読後感
事件に対する、いろいろな人の様々な証言。
いったい何が本当なのか・・・・・。
真相は、まさに藪の中です・・・・・。
茶わんの湯 寺田寅彦著 読後感
茶わんの湯。
それだけのことなのに・・・・・。
科学者の目から、大自然の現象へと話は展開されてゆきます。
なるほどなーと、感心させられます。
蜜柑 芥川龍之介著 読後感
作者のご活躍なされた時代が偲ばれます。
銀河鉄道の夜 宮沢賢治著 読後感
夢のような世界に、心を遊ばせることができました・・・・・。
坊っちゃん 夏目漱石著 読後感
なぜ漱石先生は、こんな正義感の塊で喧嘩っ早い男を描かれたのでしょうか・・・。
たんに、そのほうが面白いからなのでしょうか・・・・・。
それとも、漱石先生にも、そのような一面がお有りになるのでしょうか・・・・・。
三四郎 夏目漱石著 読後感
おもしろい物語でした・・・・・。
三四郎には共感するところが多く、自分を重ねてみることができました。
三四郎と美禰子との触れ合いを、良くこんなに、細やかにお書きになれるものだと感心させられます。
読後には、むなしさが残りました・・・。
こころ 夏目漱石著 読後感
重いテーマです。
人と人との出会いから細やかに描いてゆかれ、こういう人物を描き切られるご才能には感心させられます。
学生時代
今日は、すこやかセンターへ、市によって実施される胸部レントゲン検診を受けに行ってまいりました。あいにくの雨で、自転車では行けず、傘をさして歩いて行ってまいりましたが、すこやかセンターは旧小学校の跡地に建てられたものなので、そばには中学校もあり、とても懐かしい所なのです。途中には僕の通った小学校が今も残っていますし、とにかく懐かしい所なのです。ですから通いなれた道を、登下校当時を思い出しながら行ってまいりました。ちょっとした雨の贈り物でした・・・・・。
ヒューゴの不思議な発明
先だって久しぶりにテレビでプレミアムシネマを見ました。
ヒューゴの不思議な発明というタイトルに惹かれてのことでした。そこには古き良き映画の時代が溢れていました。映画の草創期、初めて映画を見た人々の驚き、そして可能性。まさに映画の黄金時代です。今は今でコンピューターグラフィックスによる更なる発展を遂げています。この先どうなるのか想像もつきません。楽しみというより怖いぐらいです。この映画のように、僕も古いタイプの人間なのかもしれません・・・・・。
夢はひそかに
音楽は心を和ませてくれます。
音楽のない生活は考えられません。
音楽があるからこそ生活が潤います。
いま、はまっているのは、映画シンデレラ(実写)のエンディングテーマの”夢はひそかに”です。テレサの歌が、とってもいいんです。まだ映画は見ていないのですが、ユーチューブの予告編で見たシーンは、彼女の歌と相まって、とても感動的です。いずれレンタルビデオを借りてきて、映画を見てみようと思っています・・・・・。
常磐津 廓八景
久しぶりにテレビの”にっぽんの芸能”を見させて頂きました。常磐津の廓八景というもので、琵琶湖の辺り、近江の国の名勝になぞらえて、江戸の吉原の遊郭を情緒豊かに描いた華やかなものだそうで、三味線を弾く三名に、浄瑠璃を語る太夫が三名という構成でしたが、皆さんがお上手であるためでもありましょう、とても心地よく、心が落ち着きました。常磐津節は三味線音楽の一種で、歌舞伎の伴奏や日本舞踊の伴奏としてだけではなく、今回のように、素浄瑠璃としても演奏されるものだそうです。
現代版 シンデレラ
この連休はシンデレラ・白雪姫と鏡の女王(いずれも実写)のレンタルビデオを借りてきて見ることにしました。白雪姫の方はコメディーといってもいい作品で、それなりに面白かったのですが、シンデレラの方はユーチューブの予告編で見ていたものと、もう一つ、前編と後編のある作品との二つを見ることにしました。まず長編の方から見たのですが、出だしが現代なのです。もしかして、そのうち御伽の国に変わるのかなと思って見ていましたが、どうやら、これはシンデレラの現代版だなと気づきました。オーロラの小さい頃にお母さんが亡くなっていて、そのお母さんが作曲したのを、お父さんが仕上げたという曲・・・・・。音楽家であるお父さんに育てられたオーロラは、ピアニストであったお母さんに似てきます。そして再婚したお父さんも亡くなってしまうのです。継母に辛く当たられるオーロラ、そんなところへ一人のお婆さんが現れます。まるで魔法使いのお婆さんでもあるかのように・・・・・。
オーロラの弾く曲を聴いて感動のあまりに感極まるお婆さん・・・・・。
過去に何があったのでしょう・・・・・。
オーロラの初恋の男性は物語を書く文学青年でしたが、今では少なからずも捻くれてしまっています・・・。それでも彼を愛し続けるオーロラ・・・。そして仮面舞踏会・・・。
はたして・・・・・。
シンデレラ
ユーチューブにシンデレラのメイキング映像や予告編がたくさん公開されていますので、それだけでも楽しめます。映画の製作過程が分かって興味深いものです。広いスタジオ全部をすっぽり使っての宮殿の大広間のセットなどは、スケールの大きさを感じさせられます。黄金の馬車も制作されているのには感動させられます。俳優の皆さんの演技、カメラマンによる撮影、大道具・小道具の皆さん、コンピューターグラフィックスによる夢のような映像、それらの調和の美を感じないではいられません。こんなスケールの大きな仕事に携われる人は幸せです・・・・・。
幼なじみ
また、すこやかセンターへ検診を受けに参りました。そこで見知らぬ女性に声をかけられたのですが、なんと、幼い頃に一緒に遊んだことのある親戚の女性でした。
もうすっかり大人の女性になっていたので分からなかったのです。
ここは懐かしい中学校のそばですし、その日は懐かしいことばかりでした・・・・・。
パソコンで映画鑑賞
パソコンで無料映画を見ました。
リトル・ウイッチという、魔女の子供たちの活躍を描いたものでしたが、とても可愛らしくて楽しいものでした。魔法の好きな方にとっては絶好の作品でしょう・・・・・。
十番目の王国
ユーチューブに面白そうな映画がありましたので見てみました。たしか三部まであったと思いますが、長い物語でした。
魔法の鏡で、現代と御伽の国を行き来する、御伽の国の物語ですが、奇想天外で楽しいものでした・・・・・。
ナイトミュージアム
テレビで放映されたので見てみましたが、おなじみの、夜中に博物館の展示物が動き出すというもので、底抜けに楽しいものですが、描かれているのは、生きている事の尊さでしょうか・・・・・。
ナスカの地上絵
ナスカの地上絵は世界文化遺産だそうです。不思議なのは、大昔に描かれたものであるにもかかわらず、なぜ空の上からでなければ見られないような大きな絵を描かなければならなかったのかということです。いや、大昔だったからこそ描かなければならなかったのではないのでしょうか。大自然に神を見出し、恐れ敬っていたからこそ・・・・・。
おそらく、儀式だったのではないのでしょうか・・・・・。自然の猛威を少しでも抑えんがために・・・・・。実際に諸説あるようですが、豊穣を願って、また、死者の魂の安らぎを願って、幸せに暮らしていくために必要欠くべからざるものであったのではないのでしょうか・・・・・。大昔の諸々の民族に、それぞれにあったもので、ナスカでは、このような形をとったものだったのではないのでしょうか・・・・・。
そう思えば不思議のないことのようにも思われてくるのですが・・・・・。
ツタンカーメン王の墓 その一
エジプトの王家の谷では、ほとんどの王の墓が盗掘に合っているそうです。
そんな中でツタンカーメン王の墓は、奇跡的に盗掘を免れていたようなのです。
発見された当時、墓は黄金の副葬品で埋め尽くされていたとのことです。それは、この墓が一番低い所にあったこと。そして、度重なる鉄砲水に襲われ、土砂が堆積し、覆い隠されてきたこと。また、歴史的にツタンカーメン王と、その前後の王の三人が抹消されてきていることなどによるものだそうです。同じ様に、この墓の左右にも未だ墓が眠っている可能性もあるそうです・・・・・。
ツタンカーメン王の墓 その二
ツタンカーメン王の墓は、王としては小さすぎるようなのです。
どうも他の人のために作られたものが代用されたようなのです。
有名な黄金のマスクも、ツタンカーメン王のための顔の部分と、他の人の、それも女性のために作られた後ろの部分とがつなぎ合わされてできているそうなのです。副葬品の黄金の品々も他の人のためのものが代用されたようなのです。どうもツタンカーメン王の埋葬は取り急ぎ行なわれたもののようです。そして歴史的に、ツタンカーメン王と、その前後の王の三人は抹消されているのだそうです。
男の趣味料理 ホワイトソース
(節約レシピ)
バターを使って作れば、きっとおいしいに違いないのでしょうが、どうも僕は、それがもったいなくて、小麦粉と牛乳だけで作っています。それでも結構おいしいのです。
鍋に、カップ一杯強から二杯の薄力粉を入れ、そこへ牛乳を四百ミリリットルから六百ミリリットルほど入れ、木べらでよく混ぜます。ここで先に混ぜてしまうと、後が楽です。それほどダマにもなりません。
小麦粉が入っているのも分からないほど、ほぼ牛乳だけといった感じになりますが、そこで中火にかけながら木べらで混ぜていると、やがてかたまり始めますので、すぐに火を止めます。そうして混ぜ続けていると、かなり固まってまいりますので、その度合いによって、更に弱火で混ぜ続けて固めるか、もうそのままでいいかを判断します。いずれにしましても適度に固まったところで火を止め、更に牛乳を二百ミリリットルほど入れて溶きます。千ミリリットル入りの牛乳パックのほぼ全部を使い切るほどで、全部で八百ミリリットルほど使うことになるでしょうか。そうして適度な緩さになるまで木べらで混ぜながら弱火にかけて出来上がりです。
あとは塩を、ほんのひとつまみで味を調えます。火を止めていた方がやりやすいと思いますが、ただ、塩が良くなじむように混ぜてあげることが大切でしょう。これだけの量ですと、八分目ほど食べれば、これだけで一人分の食事になると思いますよ。僕は、こういうのが好みです・・・・・。
男の趣味料理 栗カボチャ
西洋カボチャがおいしいですね。
僕は、四等分にされたものを使っています。種を取り、堅い部分を切り取って、ざっと洗い、食べやすい大きさに切り分けます。そして、どんぶりに入れ、電子レンジ用の蓋か、ラップをして、電子レンジで十分ほど加熱すれば出来上がりです。料理とも言えないほどですが、おいしいカボチャに当たれば、まるで栗ですね・・・。味付けなどいりません。前にご紹介しましたホワイトソースと共にいただくと、栄養バランスも良くなりますので、お勧めです・・・・・。
黄昏のビギン
テレビドラマの、シリーズ江戸川乱歩短編集を視ていた時のことでした。
なつかしい曲がながれたのです。
さいわい、雨に濡れてた、黄昏の街との、出だしの歌詞を覚えていましたので、さっそくユーチューブで、たそがれのまち、と検索してみました。すると、ちあきなおみさんの黄昏のビギンが出て参りました。
聴いてみると、確かに、この曲でした。
まだ中学生だった頃に聞いた曲でしたので、あまり気にかけていませんでしたが、この年になって、改めて聴いてみると、懐かしさもあって、とてもいい曲なのです。
こんな美しいメロディーを、よく作曲なされるものだと、感心するばかりです。
また作詞がすばらしい。
作詞が永六輔先生、作曲が中村八大先生で、その素晴らしさを、この年になって、ようやく味わわせて頂けているしだいです。
もともとは水原弘さんの歌なのだと思うのですが、やはり名曲だからなのでしょう、いろいろな方がカバーされているようです。
いかがでしたでしょうか。
自分の好きなことを、好きなときに、好きなように綴ったものです。。
楽しんでいただけたならば幸いです。
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