短歌の小窓 藤本楠庭

子供の頃は理科が好きだったのですが、短歌の勉強をさせて頂く機会に恵まれましたので文学にも目覚め、基本と教えて頂いている叙景歌を中心にして詠ませて頂いて参りました。しかし情操が乏しいゆえでしょうか、人様のお歌を味わわせて頂くのは、とても難しく、ただただ勉強中です。

短歌の小窓 藤本楠庭

子供の頃は理科が好きだったのですが、短歌の勉強をさせて頂く機会に恵まれましたので文学にも目覚め、基本と教えて頂いている叙景歌を中心にして詠ませて頂いて参りました。しかし情操が乏しいゆえでしょうか、人様のお歌を味わわせて頂くのは、とても難しく、ただただ勉強中です。

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最近の記事

心のさざ波

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)夏立つや夕べをはやき麻蚊帳の去年のにほひにしみて転(ころぶ)臥す                   明石海人 毎年使っている、かやなんでしょうね・・・・・。 中に入ると・・・・・。 年々の匂いが籠っている・・・と、おっしゃっておられるのでしょうか・・・・・。

    • 心のさざ波

      とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)北うみの砂山かげの宵々に咲きのさびしき月見草の花            相馬御風 東北地方でしょうか・・・・・。 さびしい咲き方をしている・・・・・。 月見草の花・・・・・。

      • 心のさざ波

        とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)自動車のゆきかひしげみわが庭の月見草の葉にも埃の見ゆる                相馬御風 道路に面したお家なんでしょうか・・・・・。 車の往来が頻繫なので・・・・・。 庭にほこりが舞い込み・・・・・。 月見草の葉にも少し積もっている・・・・・。

        • 心のさざ波

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)秋の丘銀杏の幹に身をよせて日の入る国の野を遠く見る             相馬御風 日の入る国とは、日本から中国を呼んだ称、だそうです。 秋の丘・・・・・。 銀杏も色づいているんでしょうね・・・・・。 遠く中国に思いを馳せながら・・・・・。

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        • 随筆集
          2本
        • 第二歌集 日々の歌
          1本
        • 第一歌集 吟行の日々
          1本

        記事

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)浜芝居科白にまじる波の音簾屋根(すやね)のうへの天の河かな                  相馬御風 浜芝居とは、大阪で一般に小芝居をいうもののようです。 科白とは、台詞(せりふ)のことのようです。 浜辺の芝居小屋でしょうか・・・・・。 波の音がしているんですねえ・・・・・。 すだれでできているような屋根・・・・・。 その上には天の川・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)力なくもたるる岩や藻の花の流れよりつつ今日も日くれぬ              相馬御風 もたるる、とは、寄りかかる、ということでしょうか・・・・・。 それとも、持つ、ということでしょうか・・・・・。 よりつつ、も、よじれつつ、でしょうか・・・・・。 それとも、そばに寄りながら、でしょうか・・・・・。 清水が岩を流れ・・・・・。 藻の花が流れに任せながら・・・・・。 日は過ぎてゆく・・・・・。 ということでしょうか・・・・・

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首ゆくりなく台風一過の晴れ空は確かに秋の日差しに変わる             藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)何をかも夢見がほなる御仏の瓔珞ゆりて吹く青あらし            相馬御風 瓔珞(ようらく)とは、お仏壇を美しく装飾するとともに、魔よけの役割も果たすといわれている仏具だそうです。 もともとは古代インドの王族たちが手首や頭部、腰などに身に着ける装身具だったそうですが、のちに仏教文化に取り入れられ、寺院やお仏壇の荘厳具となったのだそうです。 青嵐とは、青葉の茂るころに吹きわたる、やや強い風のことだそうです。 お寺にお参りをされた

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)夕やみのほのけき庭にうきいでてかすかにゆるる月見草の花               相馬御風 夕闇の庭ではあるけれど・・・・・。 浮きたって見える月見草の花・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)茎のゆれしづまりぬれば花のかたちまたくととのひ安けくし見ゆ               相馬御風 草の花が開くとき・・・・・。 共に揺れた茎・・・・・。 その揺れも収まるころ・・・・・。 咲いた花も安らいで見える・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)月見草の花開かんとするやその茎もその葉もともにゆれにけるかも                   相馬御風 草々の花が開くとき・・・・・。 茎も葉も揺れるものでしょうか・・・・・。 それとも月見草だけでしょうか・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)やまずふる雨をすべなみ藤波の盛(さか)りのいろもおとろへにけり               伊藤左千夫 術を無み(すべをなみ)とは、どうにもしょうがないので、ということのようです。 長雨が続いているんですねえ・・・・・。 とうとう藤波の花の色も・・・・・。 色あせてきてしまった・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)ふじなみの花の諸房(もろふさ)いやながく地(ち)につくばかりなりにけるかも                  伊藤左千夫 藤波の花の房々は・・・・・。 とても長くて・・・・・。 地につきそうであることよ・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首夕暮れに窓を開ければ涼やかに聞こえてくるは秋の虫の音              藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)池水(いけみず)は濁りににごり藤波の影もうつらず雨ふりしきる               伊藤左千夫 藤は池の傍にあるようですね・・・・・。 雨が降りしきっているので・・・・・。 池の水は濁り・・・・・。 藤波の影もうつらない・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)長房(ながふさ)の末(すえ)にしなれば藤波の花の紫(むらさき)あせにけるかも                   伊藤左千夫 藤波の花が長房なので・・・・・。 末の方の花の紫色が・・・・・。 褪せてしまっている・・・・・。

          気ままに気ままな一人言