![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95558862/rectangle_large_type_2_7505f14408c8c8ef78f904644bac24dc.png?width=1200)
今日も、鏡の中の自分に問いかける
汗をかかない、サラサラな肌に憧れる。
私はとても代謝が良く、汗っかきだ。
そのおかげで浮腫みとは無縁だけれど、夏場のメイク崩れや、暖房の効いた冬の室内でニットの下が蒸れがつらい。
そして、付け慣れてしまったマスクがさらに拍車をかける。
マスクは汗っかきには過酷なアイテムだ。
汗の匂いがしていないか、服の色が変わっていないか気になって、プレゼンどころではなくなってしまったこともある。
片っ端からデオドラントスプレーを試し、化繊の下着を止めてコットンにしたり、メイク崩れを化粧水を吹きかけてみたりしたけれど、どれも効果はいまひとつ。
そんな日々の中で、価値観が変わる出来事があった。
先日、長年ファンである推しのライブを、なんと最前列で観る機会に恵まれた。
私は某女性アイドルの推し活を人生の喜びとしており、日帰りで行ける距離ならばライブに馳せ参じる。
初めて見る最前列でのライブ。
ネイルの色が見えるほどの、手を伸ばせば届きそうな距離に彼女たちがいる。
涙をこらえながら、胸の前でサイリウムを振る。
きれいにメイクしたアイドルが、化粧や髪型が崩れることをものともせず、フルパワーで歌いながらダンスする。
髪を振るたびに汗が飛び散るのが見える。
前髪が汗で額に張り付いている。
彼女たちの姿を涙目で追いながら、
『汗をかくことは不潔ではなく、全力で一生懸命な姿が形になったものなのだ』
と認識が変わった。
まさにパラダイムシフト。
さらに、広瀬アリスさんのツイートにも勇気をもらった。
全国の汗っかきさん。大丈夫ですよ、私は記事にされるくらい公となりました。汗が気になったらその場で堂々と拭くかその場から離れて拭いて涼みましょう。私は手持ちの扇風機、年がら年中鞄の中に入っております!!!恥ずかしいことではありません!今日も生きてるってかんじ!人間やってるって感じ! https://t.co/DcGIOBmdNY
— 広瀬アリス (@Alice1211_Mg) October 17, 2022
そうか、汗っかきを自称してしまえばいいのか!
理解・共感してもらえることはあっても、眉をひそめられることはないのかもしれない。
体質を隠しごまかすことはできないのだから、恥ずかしくない身だしなみでいよう!
そういえば、推しのアイドルも、広瀬アリスさんも、汗をかいていても清潔感がある。
それから、お気に入りの扇子を持ち歩くようにした。
鏡を見るときは清潔感を意識するようになった。
・ニットに毛玉ができていないか。
・パンプスはヒールやつま先がハゲていないか。
・バックの角が擦り切れてないか。
・ハンカチは色褪せてないか、アイロンがかかっているか。
マイルールは、
『この格好で商談に行けるか。このハンカチを人に貸せるか』。
これから更年期を迎えるにあたり、ますます汗をかくだろう。
加齢に伴い、爪や髪のツヤもなくなってくる。
それでも。いや、だからこそ。
清潔のマイルールを判断軸にして、しなやかに歳を重ねていきたい。
ピシッとしたハンカチで汗を拭き、背筋を伸ばして一生懸命生きていこう。
#清潔のマイルール