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通称“場末のよろにく”

プルルル プルルルル

店 : は?
私 : お忙しいところすみません。
    予約したいのですが、◯/◯空いてますか?
店 : 空いてっけど
私 : わぁ、まさか空いてると思わずダメ元でかけたのでまだ誰も誘ってなくて、
      最悪一人かもしれませんが・・・
店 : うち量多いから一人は受けないよ
私 : あ、もしも誰もつかまらなかったら一人で二人前食べます!
店 : ・・・人数決まったら連絡して。無断キャンセルは今後入れないよ
ブチ(電話切る音)

初めての電話のやりとりを今でも鮮明に覚えてる
ドSな対応よりも、葛城ユキさんのような
ドスの効いたデスボイスが何より印象的でした

それより完全紹介制で初回は受けないと噂で聞いていたので
この流れは勝ったな、と
(お肉の神様 あの日はありがとう)

今やお店終わりに一緒にスナックに行けば、
リクエストしなくても葛城ユキ''ボヘミアン''が聞ける
定休日には他の焼肉屋さんに一緒に行って、ママが焼いてくれたり、
それは言うなら出張場末。
贅沢です

という前置きはさておき、本題へ

まずは生ビールで乾杯
このキンキンに冷えた凍結ジョッキで飲む一杯は格別です

生ビー

お肉は基本おまかせコースでまずは塩ダレ軍から登場
焼きはお店側が完璧な火入れでフルアテンド

塩タレ盛り

トップバッターはタン、タンと言ってもタン先から。
脂がほとんど乗ってないので歯ごたえが強く、お肉の味が濃い。
しっかり焼いて砂肝のような食感
いわばタン元への助走というか、ジャンプ台。

タン先
タン先

タン先を経てタン元
サイズ感はハンバーグ
こんなにも厚切りなのに、顎が疲れないとうか顎入らず。
「シャクッ」ていう弾力からの、にじみ出る旨味
大人になるにつれて周りに薄切り派を好む人が多くなってきたけど、これは何派とかじゃない
とにかく食べれば笑顔がこぼれます

タン先+タン元
タン先+タン元
タン元

ハラミ
ジュワッと溢れ出る肉汁を味わうために、
塩ダレで提供するところがまたミソ

ハラミ

カルビ
お肉のキメが細かく、脂がしっかり乗っているのにさっぱりいただける。
飲み込んだ後にまだ残る甘い脂だけでもご飯が進みます

カルビ

ここから赤コーナータレ軍の登場。
(お腹の調子に合わせ、何枚か種類を見繕ってくれます)

タレ盛り

タイミングによって内容は変わりますが、
基本はササミ、タテバラ、ガブリ、インサイド、中落ちetc

程よい甘さで粘度控えめのサラッとしたタレ。
良い肉をさらに格上げする下味。
我が胃は場末ママの支配下にあります

最後はロースご飯

ロース

ロースターの上を裏表で往復し、
小皿にもった一口のごはんにのせ、まずはそのままいただきます
このロース、シルクのようなお肉というか、お肉のようなシルクです。

ロースごはん

続いてスリランカ生胡椒をのせて。
これが一番人気。スモーキーさがプラスされて生ロースとの相性抜群。

生胡椒ロースごはん

最後は柚子山葵をのせて。
個人的には柚子山葵が一番推し。
フルーティーで味が華やかになる
これも場末ママのお手製。

柚子山葵ロースごはん

たまに牛丼や牛すじ丼に昇格します

牛丼
牛すじ丼

ちなみにこんな怪物が出てくる日なんてのもあり、
港区でなんかで食べた日には金額に面食らいそうだ

シャトーブリアン

というような番外編もありつつ、
お肉のあとは、〆として海苔巻き、なんちゃってビビンバ、
冷麺、牛すじスープ
から選べます。

牛すじスープ
このスープのお風呂に浸かりたいほど
身体中がポカポカになり、風邪もコロナ菌も一気に吹き飛ばすくらい、
身体が喜ぶのが目に見える。
ピリッと青唐が香りつつも、包容力を感じる優しいスープ。

牛すじスープ

冷麺
余計な飾りは入らない。無駄のないスッピン美人といったところ。
ビールに負けない喉越しです

冷麺
冷麺リフト

ビビンバ
お腹いっぱいでもバキュームのにように手が止まらない悪魔の味付け
石焼じゃなくてフライパンだからなんちゃってだそうです
(ビデオからスクショ)

なんちゃってビビンパ

海苔巻き
そのビビンバをパリパリの海苔で巻いたのがなんちゃって海苔巻き。
デザートへのバトンです

ビビンパ海苔巻き

デザート
みんな大好ハーゲンダッツ。この日はゴディバも入荷
選び放題です

デザート

いつもご馳走様です。

こちらの店名はふせますが、頑張ってググればきっと出てきます。

だけど、肉好きであればいつか辿り着く場所です。



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