高齢者の転倒を防いでいこう!
こんにちは!さっとんです。
めちゃ寒くなってきましたが、皆様体調は大丈夫でしょうか?
今回のテーマは「転倒」です!寒くなってくると、私の経験側になりますが高齢者の転倒が増えてくる印象があります。そんな中、少しでも転倒予防に繋がるよう、私なりの考えをお伝えできればと思います。
今回は2部構成で、この記事で転倒について概要を、次回の記事で実際のトレーニングや体操をお伝えしていきます!
ではよろしくお願いします!
転倒するとどんな悪循環がおこる?
いきなり、漢字まみれですいません!
シンプルに、要介護状態になる可能性が高まり、長期入院により体が動きにくくなったり、認知症のリスクも増大します!
転倒の発生率は?
・65歳以上の日本高齢者の転倒発生率は13.7%~19.4%
・要介護状態になった高齢者の10%が転倒での骨折を経験
との報告があります。これだけではありませんが、約20%は転倒の可能性があるとのことですね!
転倒の発生状況は?
あくまでデータ上ですが、転倒は案外滑りやすそうな浴室ではなくて寝室や居室が多く、しかも日中におこることが多い様子です。
主観にはなりますが、浴室や階段等、環境が危険な状態の時はかなり慎重に動作をされる為、発生率も下がる傾向ではないかと思います!
なので、普段の生活で何気ない時に注意することを促していくことが重要かもしれません!
ざっと概要をお伝えしましたが、以上のデータを踏まえここから転倒予防訓練に繋がるトレーニングへの考え方をお伝えしていきます!
上記の発生状況から、特にきっかけは
「つまずき」が要因であることが多いようです!今回はそこに焦点を当てていきますね!
高齢者のつまずき回避のメカニズムとは?
以前、院内研修で作成した資料ですが、見えにくくてすいません(笑)
説明させて頂くと、つまずいた時に若年者と比較すると
「一歩で踏ん張れていない」「ステップしたら反対の足に衝突してしまう」とゆうことです!
そしてつまずきの大きな要因である、障害物を超える動作にも高齢者には特徴があります!
また説明させて頂きます(汗)
障害物は高い段差だけでなく、じゅうたんや少しの段差等全てに通じます。
・障害物を超える前の距離や超える高さは若年者と変わらない
・越えた後の障害物との距離が若者と比較すると極端に短くなっている
とゆうことは
障害物を超える前足よりも
・実は越えた後の後ろ足でつまずいている
・後ろ足が障害物を超えるのを最後まで見ていない
との特徴がみられます!
私だけかもしれませんが、つまずくのは最初の前足が要因と考えていましたが、実は後ろ足が要因であることが分かりました。←もちろん全てではないですが!
これを知ってからは
「後ろ足に注意して下さい」
「後ろ足がこえるまで、最後まで見て下さい」
の声かけをしたり
住宅改修の相談が合っても実は転倒頻度が高い、寝室や居室を注意して見ていくことに繋がっています!
じゃあ運動としてどう鍛えたらいいの?
以上をふまえ
これを踏まえた運動が必要となります!
次回の記事で、実際に普段デイケアで行っているトレーニングをお伝えします。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます。何か参考になると嬉しいです。
高齢者の転倒予防、パフォーマンスアップをお手伝いしていきます!
参考資料
・市橋則明 高齢者の機能障害に対する運動療法 文光堂