ドメスティックバイオレンスラブラブあいしてるぜアイドルキタコレキタリエストーリー
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「サニー/32」
2018/2/19 mon
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キタコレー!
なんか、タイトルに全部詰め込んじゃった感が否めないな。
この作品は、人を映し、承認を映し、愛を映し、今を映す。
愛とは承認なのだろうか。
承認欲求の塊たちがわらわらと集まる。否定・拒否されることを拒み、愛を形成していく。
ボコボコドカドカ殴ったり、殴られたりの応酬があるからこそ、サニーの言う「分からない」というまっすぐな言葉がずしんと来る。歪んだ愛とか言うけれど、まっすぐすぎてまったく歪んでなんかなかった。
きたりえは想像以上に映画の中で生きていたし、リリー&瀧コンビは最高かよ健在。春樹先輩はカメムシと袖の下のおかげということで、愛すべきキャラクターがいっぱいでした。
「今を映す」と感じた通り、物事をオープンにすることの怖さやSNSの怖さも描かれているから、ドメスティックな作品だけど、見て欲しい。いやはや、ネットって便利で不便だし、いやな時代だな。
周りの方(特に女性)は目を背けてる人もいたけれど、ちょっとニヤニヤしながら見ちゃったわたしは大丈夫なのか、と少し心配になりながら俯瞰でも見てました。たぶんだいじょうぶ。