大都会で自転車を漕ぎながら映画と研究について再考する秋の夕暮れ
首都高の下を自転車で駆ける
秋。ようやく冬に向かう冷たい風が吹き出し、真昼間でも「あれ、もう夕方かな。」と思うくらいの柔らかな陽の差し方で、季節の移ろいを感じる日々だ。
都内の大学院に通う私は、週に1日だけ、2つのキャンパスを行き来している。基本的には文京区のキャンパスがメインだが、興味のある文化人類学の授業が目黒区にあるキャンパスで開講されているので、午前のゼミを終えた後、そちらに向かう。
キャンパス間は基本的にはみんな電車で移動することが多いのだが、目黒区キャンパスに