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日本ならではのヨーロッパ風ファンタジー?「葬送のフリーレン」

今日、10月22日は「アニメの日」なのだそうです。
そこで、アニメの感想文を書けというおすすめがnoteさんから来たのですが、自分はあまり熱心に最近のアニメを観る方ではなく、どうしても有名作品に偏りがちです。
そんな中でも今年特によく観たのが、終わってからかなり経ちますが「葬送のフリーレン」でした。

勇者パーティーが魔王退治を終えたところから物語が始まり、1話、2話であっという間に時間が経過して、パーティーのメンバーが半分年老いて死んでいくというトリッキーな展開を、往年の世界名作劇場のようなテンポでじっくりと描きこんでいました。
アニメーション表現もとても見応えがあり、本編ではありませんがエンディングテーマの「Anytime anywhere」のバックはとても美しいものでした。


YOASOBIによるオープニングテーマ「勇者」にも、素晴らしい長尺MVがありました。

終盤、一級魔法使い選抜試験での戦闘シーンは、もうビジュアルアートのレベルで、これだけでご飯3杯はいけそうなクオリティだったと思います(?)。
後半のテーマ曲、ヨルシカの「晴る」に合わせたダイジェスト動画でも見る事ができます。

面白いというか不思議だったのは、「指輪物語」を彷彿とさせるヨーロッパ風ファンタジーなのに、ところどころで現代日本的風俗が顔を出すところでした。
登場人物の誕生日にプレゼントを探したり、若者向けのスイーツなどを扱っている店やレストランが普通に存在したり。
登場人物の衣装も、結構世界観をどう捉えているのか首を捻るデザインがしばしば登場。
ラオフェンやユーベルもなかなかですが、カンネに至っては渋谷か原宿で買って来たのかな?と思わせる格好をしてましたっけ。
まあ、今時のファンタジーではこれが普通なのでしょうが、この辺りは日本独特のセンスと言えるのかもしれません。
海外視聴者のリアクション動画などでも自然に受け止めてもらえてるようだし、こういった世界観もグローバルになっているのかもしれません。

とまれ、待望の第二期も制作が決定したようなので、こちらを楽しみにしたいと思っています。
まだまだ先の話ですが、来年は「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」も新作が公開されるそうなので、かなりアニメの熱い年になりそうですね。

#アニメ感想文

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