ちょっとだけ突拍子のないことを考える楽しさ。非線形アイディア発想法。
新しいアイディア発想法を学ぶ
こんにちは。小1と小3の子を持つワーママ、さつきです。
小売りの現場で働きながら、ITの勉強をしています。
先日ITの勉強の一環で「非線形のアイディア発想法」という手法を学びました。
「非線形」とは・・・?調べてみると物理・数学用語らしく、文系の私にはとっつきにくい言葉です。
「非線形現象」と調べていくと・・・例えば摩擦のある機械運動、ゴムの変形、金属の変形、人間の感覚器官などがそうなのだそうです。
身の回りって非線形にあふれていたんですね。ちょっと身近になりました。
非線形現象とは予想通りの動きではなく、ちょっとイレギュラーな動きをする運動というイメージとして捉えました。
さて、課題に対しての非線形アイディア発想法とは何か定義付けるとすると、ちょっと突拍子もないアイディアを考えること。という位置づけで考えていくことにしました。「役に立つかわからないけど面白そうなもの」や「新しい価値観」を発想すること、になりそうです。
新しい価値観を探るため、職場の課題と解決方法を考え、同僚から意見をもらいました。その一部をご紹介します。
非線形アイディア発想法に挑戦(職場の課題解決Ver)
①レジでアプリ登録のサポートに時間を要する事案
今やどこの小売店でもアプリ会員獲得は必須ですよね。
お店側は広告を打たなくてもアプリでセールス告知ができますし、お客様にとってもお得な情報やクーポンが配信されるアプリに登録することはWin-Winです。
ただ、立ちはだかるのがダウンロードと初期登録の手間です。
デジタル感度の高いお客様ですとレジ前でサクサクッと登録を済ませすことが可能ですが、そうではない方が多いのも現実です。
そんな時は、ダウンロードから登録完了まで早くて2~3分をかけてレジ従業員が登録をサポートします。
レジが並んでいない時は問題ありませんが長蛇の列の場合、今回の登録は諦められてしまうお客様も少なくありません。
(レジに他の従業員を呼ぶなどこちらも最大限の対応をしますが、お客様自身に申し訳なさを感じさせてしまうことに、問題を感じています)
解決策
「レジ横にAIロボットを設置してアプリの登録サポートをしてもらう」
②レジが急に混んだ時の早急な対応に困る事案
買い物をしているときいつも思いますが、さっきまでガラガラに空いていたレジに一人でも並び始めると一気に列になりますよね。
従業員側としても、その現象をひしひしを感じています。
そうなってしまった時、レジ応援のベルを鳴らしても、同僚はバックルームにいる・・・インカムか電話して呼ぼうか・・・?
でも呼んで来てくれた頃には列も落ち着いていて「何で呼んだの?」と思われても悪いしなあ。色々な思いが逡巡します。
解決策
「レジに3組並んだら自動的に半径10m以内の従業員のインカムやスマホに通知が届くようにする」
③商品知識を学ぶ時間がない
私の担当する売場は扱っている商品種類の幅がとても広いです。おもちゃ、節句人形、スキー、水着、ランドセル、ベビーグッズ、チャイルドシート、マタニティ用品・・・。
大きく分けた商品群に担当はそれぞれいますが、今はどこも人手不足。一人二役、三役が当たり前になってきました。
マンパワーに頼ってひたすら研修や勉強で乗り越えるのもそろそろ限界を感じています。
しかし売場に立つプロフェッショナルとして自信を持って商品をおすすめしたい。そんな矛盾を抱えて働く毎日です。
解決策
「商品に電子タグを付けて、商品化や品出しをしている間に商品情報が音声で流れてきて、耳からインプットできる仕組みを作る」
非線形アイディアを実践してみて
同僚に見せることを前提にアイディアを書き出して行ったので、恥ずかしさもあり現実にありそうなアイディアにとどまってしましました。
もっと突拍子のないことを考え付けたのではないか、と反省しています。
ストレングスファインダーの「着想」が上位資質の私なので、アイディア出しは大好きです。
既存の枠を取り払うため、非線形アイディア発想法はまたチャレンジしていきたいと考えています。
さつき
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追記
非線形アイディアとはもっと発散してよいものだと、励ましをいただきました。無意識に課題から論理的にアイディアを発想してしまっているようです。
また「誰でも考え付くこと」の枠を出られないのは、IT技術の知識不足が一つの要因です。
せっかくデジタルを勉強しているのだから、日々ITトレンド情報の収集をし知識を蓄積し、いざという時に非線形でも線形でもアイディアを出せるような人材になりたいと思う次第でした。
非線形アイディア発想法ににもう一度チャレンジ
④衣料品売場作りのレベルに個人差がある
衣料品チェーン店では、店舗の規模や店の新しさに応じて店舗什器(ハンガーラック、平台など)が様々なところが多いです。
一方投入される商品はどの店舗にも一律なので、どうしても本部指示の通りには陳列できず、商品の価値がうまく出せないというジレンマに陥るケースも少なくありません。
売場の担当者が熟練のスタッフであれば、パズルのように売場変更をさせ、商品の価値を最大限に引き出す陳列をすることができますが、新人のスタッフには結構難しい仕事です。
他から指導するにも、空間的に売場の状況を把握しなければならず、電話やテレビ電話ではアドバイスがしにくい問題です。
解決策
売場の画像を3D化したデータを仮想空間上に再現。売場作りの指導をする本部社員がそれを見ながら売場変更を指示する。現場スタッフはVRゴーグル装着し、売場で指示内容を確かめながら作業できる。
と、ここまで考え、売場の同僚に次回感想を聞いてみたいと思います。
きちんとアイディア発散、できているでしょうか。