地方の中小企業出身が東京のスタートアップで働いて2年経った話
こんにちは!カウシェのカスタマーサポート(CS)で働くsatsukiです。
カウシェ Advent Calendar 2024の8日目を担当させていただきます!
(実は初めてnote書くので緊張しながらキーボードをぽちぽちしてます)
このnoteでは、地方の中小企業で働いていた私が”沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり”な日々を過ごしながら、なんだかんだで楽しく東京のスタートアップ会社でリモートワークをしている話を書いていきます。
転職を考えているけどちょっと勇気が、、という方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです!
♪花は霧島煙草は国分、燃えて上がるはオハラハ桜島〜
鹿児島生まれ鹿児島育ちの私は、高校卒業後、地元の和菓子屋さんに販売員として就職しました。(かすたどん、とっても美味しいので鹿児島に来たらぜひ食べてくださいね!)
程なくして、情報処理系の学科で学んでいた私は「PCを使った仕事がしたい!」と思い立ち、接客経験を活かしつつPCスキルを活用できる仕事を求め、コールセンターなどでアルバイトを開始。そして、地元の鞄店が運営するECショップの受注スタッフ(カスタマーサポート)として入社しました。
楽天、Yahoo、Amazon、auショッピングモールなど、複数モールに出店するショップで、日々の注文処理(OMS)や問い合わせ対応(メール&電話)に取り組むこと約8年。やがて会社の方針で受注業務がアウトソーシングされることに。
それまで、受注業務を担いながらEC部署の管理者を任されていましたが、仕入れや商品ページ作成など運営主体の業務に移行すると聞いた私は「やっぱりカスタマーサポートの仕事が好きだ!」と気づき、転職を決意しました。
私に訪れた3つの転機
転機① カウシェに入社
転職先を探すにあたり、「鹿児島で働けること」と「カスタマーサポートの仕事」を重視していました。ただ、条件に合う求人は限られており、経験を活かせる仕事に視野を広げて探していたところ、転職エージェントからカウシェへの応募を提案いただきました。
実は、提案を受ける前から求人検索でカウシェを見かけていました。しかし、これまで地元の老舗企業でしか働いたことのない私にとって、スタートアップ企業は「キラキラした遠い存在」…と感じていたんです。
そんな私に、エージェントが「職歴的に求める人材要件に合致しています。挑戦してみましょう!」と背中を押してくれました。面接ではHarukaさん、Morimotoさんとお話し、課題作成に悩みながらも最終面接へ進み、まさかのオファーをいただきました!
不安もありましたが、プロダクトの魅力にワクワクが勝り、2022年11月、CSシフト制正社員としてジョインしました。
転機② 愛猫との出会い
カウシェにジョイン後、初めてのリモートワークと慣れない0→1の基盤作りに戸惑い、少し「病み期」に突入してしまいました。スタートアップ特有のスピードについていけず、成果物を出せないまま時間が過ぎていく焦り…。息の仕方を忘れたような日々でした。
そんな中、ふらっと訪れた保護猫の譲渡会で、運命の出会いが!
三毛猫の「もみじ」と茶白猫の「おしお」。
彼らは私のリモートワーク生活を大きく変えてくれました。
彼らがいることで、椅子に座りっぱなしだった私が「そろそろご飯の準備しなきゃ」「トイレの掃除しなきゃ」と動くように。また、そのついでに深呼吸や背伸びをする時間が増え、気づけば「なんかやっていけるかも」と思えるようになりました。
ちなみにカウシェは心理的安全性を保つ制度がとても充実しています!(メンター制度やバーチャルオフィス、何でも相談できる風通しの良い文化など)。②の話は「自宅を職場とすることのギャップに適応できなかった私」が、彼らのおかげで適応できるようになったきっかけのお話でした。
転機③ まさかの闘病生活開始
一生のうち9人に1人がかかる可能性がある病気。ここに書くか迷いましたが、一例として誰かの参考になればと思い、記させていただきます。
私は2024年1月に乳がんの告知を受け、現在も治療を続けています。
体の違和感に気づいたのは2023年12月末。年末年始で病院の予約が取れず、不安な年越しとなりました。最悪のケースを想像し、眠れない日々…。告知を受けるまでの期間が、精神的には一番辛かったかもしれません。
乳がんには「サブタイプ」があり、私はHER2陽性という比較的抗がん剤が効きやすいタイプでした。治療の流れは、術前化学療法→手術→放射線治療&分子標的薬の投与というもの。
半年間続いた化学療法では、副作用で吐き気が強く、度々入院や体調不良による欠勤が発生しました。それでも、カウシェのメンバーの優しいサポートのおかげで、仕事と治療を両立する不安は和らぎました。
「体調が悪い日はしっかり休む」
「働ける日は無理なくできることを頑張る」
「笑顔を忘れず、自分らしく接する」
この3つを心がけていたからこそ、乗り越えられたような気がします。
(安心した気持ちで休養をとらせてくれたみなさんには感謝しかない)
【自己肯定感との向き合い】
普段から自己肯定感が低めの私は、理想(バリバリ働き成果を出す)と現実とのギャップに苦しむこともありました。毎月の振り返りで「成果が出せませんでした」と報告するのは正直辛かったです。
そんな中、Harukaさんから「休み明けのキャッチアップの速度と精度が上がってきている」とフィードバックをいただき、その一言に”私の精一杯のがんばりを見ていてくれる人がいるんだ、、!”と励まされ、なんとか前に進むことができました!
【リモートワークが支えに】
また、治療と仕事を両立できたのは、リモートワークの環境があったからだと思います。
通勤がない安心感
前職では車通勤をしていたため、体調が悪くなった時の不安がありました。今は寝室からドアtoドアで職場(仕事部屋)まで5秒。休憩中に仮眠を取るなど、体力を温存できる環境が助けになりました。ありのままでいられる安心感
抗がん剤治療の副作用で脱毛し、治療開始から1ヶ月で髪がまばらに。最終的には剃って坊主頭にしましたが、私は悲観するどころか楽しむことができました。これは私の人生のやりたいことリストに「坊主頭にする」があったこと、多種多様なウィッグでおしゃれが楽しめたこと、そして洗髪が簡単になった快適さがむしろ嬉しかったからですね。
また、リモートワークのおかげで、会議中は帽子やウィッグを着用しつつ、それ以外の時間はありのままの自分で仕事に専念できたのも大きかった。このストレスの少なさが、両立への大きな励みになりました。
他にも並行して家を建てたりその家で義母との同居が始まったりという一大イベントもあったのですが、長くなるのでまた次の機会にでも。
今の私とこれから
そんなこんなで、激動(?)の2年間をカウシェとともに過ごしてきた私。長年ルーティン化していた仕事を淡々と続けていた私にとって、この期間は刺激たっぷりの毎日でした。おかげで、より強く、進化し続けるカスタマーサポートを目指せています。
最近では、ChatGPTとも少し仲良くなり、GSSからSlackへの自動通知を設定するスキルも習得!ありがとう、ChatGPT!
これからも、アプリをご利用いただくお客様、出店してくださる販売元会社様、そしてカウシェの仲間たちが「win-win-win」でいられるよう、若輩者ながらも頼られる存在を目指して日々奮闘して参ります!